4月8日(火)
原則として、平日(月~金)には体調管理のため、原則として予定を入れ
ないことにしているが、H先輩からお声掛けいただき、新国立劇場のオペ
ラ『ヴォツェック』を観てきた。
『ヴォツェック』は、新ウィーン楽派のアルベン・ベルクが作曲した20世紀
のオペラである(1925年初演)。
あらすじをごく簡単にいえば、一兵卒ヴォツェックが浮気した奥さんマリー
を殺してしまうというベリズモ的(「週刊新潮」黒い報告書の世界)オペラで
ある。
ギュンター・ノイホルトは東響に客演したのが印象に残っている。
音は、まさしく20世紀(前半)である。歌手がどうやって音をとるのだろう
か?と考えてしまう。
ステージは、何cmかの深さの「プール」になっており、出演者はやや短い
長靴で動き回る。そのため、ピチャピチャと音が出る。これが演出家の狙
いのようだ。
ニグルはヴォツェック歌いなのだろうか?ツィトコーワととも「いい声」を出
し、会場のブラボーを受けていた。ツィトコーワの今後に注目したい。
ロビーでは、音楽評論家の東条さん、堀内さんのお顔も見えた。私が行く
音楽会に東条さんあり!?
ヴォツェック;ゲオルク・ニグル(Bari.)
マリー;エレナ・ツィトコーワ(Mez.)
鼓手長;ローマン・サドニック(Ten.)
アンドレス;望月哲也(Ten.)
大尉;ヴォルフガング・シュミット((Ten.)
医者;妻屋秀和(Bass)
第一の徒弟職人;大澤 建(Bass)
第二の徒弟職人;萩原 潤(Bari.)
白痴;青地英幸(Ten.)
マルグレート;山下牧子(Mez.)
マリーの子ども;池袋遥輝
指揮;ギュンター・ノイホルト
演出;アンドレアス・クリーゲンブルク
合唱指揮;三澤洋史
合唱;新国立劇場合唱団
児童合唱;NHK東京児童合唱団
管弦楽;東京フィルハーモニー交響楽団
夕食は、会社近くのKAHINにて炒飯を。
鵜山仁さん演出の『鹿鳴館』 6月に再演が予定されている。
本日は休憩なし 7:00~8:35
この日は休憩なし。開演前にホットを飲む。ホッと一息。
細長いロビー
プログラム
4月11日(土)
恒例のワグネル・スプリング&オムニバスコンサートが、日吉の協生館
で開催された。この日の服装はワグネル・ブレザー。ネクタイもあること
を十二分に確認し、会場で着替えるのも面倒と、家からブレザーにコー
トをはおって、出発。
OB合唱団は11時過ぎからのステージ練習。それに備え、会場には10
時45分ごろ到着。
既に多くの人が来ていたが、会場を見渡すと誰もブレザーを着ていない。
しまった!オムニバスでは平服だった!完全な「オ・モ・イ・コ・ミ」という
ものだ。
「いや~、参った!ブレザーで来ちゃったよ」
と言ったら、みんな
「それでいいですよ~。問題ありません。目立っていいじゃないですか」
と言う。
私は
「あのね、この歳になったら、目立ちたくないのッ(笑)」
というわけで、ランチ後、いったん帰宅して着替えることにした。
日吉本町で、数人とランチ後、「お家で昼寝されてきたらいかがですか
?」と送られて帰宅。
家でのんびりし、乗る地下鉄の時間も確認して、いざ出発、家に鍵をか
けようとしたら、今度は鍵がないっ!家の中で落としたに違いない。こう
いう時は絶対焦ってはいけない。一つひとつ、家の中を点検するしかな
い。着替える前のブレザーのポケット、リビング、トイレなど「一つひとつ」
確認していく。どんどん時間は経過する。靴の中も確認していたら、玄関
に落ちている鍵を発見。その間、20分が過ぎていた。
どうもこの時期は、年度末~年度初めから疲れ気味で、オーバーにいえ
ば意識がなくなることがあり、ケアレスミスが多い。(昨年は、この演奏会
で携帯電話を紛失している)。
家から日吉に戻ると、ちょうど休憩時間となっており、後半から2階席で聴
いた。年に一度のステージの方、グループもいるようだ。みなさん「どや顔」
物の熱演ぶり。
いまは「疲れ気味」で上手にまとめられないが、演奏中は、単にいい悪い
とかでなく、例えば木下先生を思い出したり、いろいろなものが頭の中を
駆け巡る(大学ノート4ページ分になった)。
私が聴いた中では、志木高ワグネルがいかにも若々しい声で、出色の演
奏(「いざ起て戦人よ」、「八木節」)を聴かせてくれた。(--「いざ起て」っ
て、こんなにもすばらしい曲だったの?)YouTubeで視聴できるかな?
(非公式かしらん?大丈夫?)→こちら。(録音より生の方がいいカナ)。
OB合唱団はチャイコフスキー「憧れを知る者のみが」と東日本震災支援
ソング「花は咲く」。いずれも、本番らしく、左右前後で歌っている人たち
が、練習の時と違って、ブレスが深く、どんどん熱くなってくるというか高
揚してくるのが分かるからおもしろい。→こちら。
本番直前、Yさんから「今日は(ステージに)乗るんですよね?」と訊かれ、
「どうしようか?いま考えているところ。座っている方が楽だし(笑)」。
やれやれ、コンサートも終わり、会場を出ようとしたら、肩を叩かれ、振り
向くとBoss(後記4/7ご参照)ご夫妻が立っておられた。
「あらあら、こんなところまで来ていただいて、恐縮です」
「後半から聴きました。よかったです」
と(演奏を?演奏会を?)ほめていただいた。
<プログラム>
1.キャンドルエコーズ
2.Melting Pot
3.池上義雄
4.久保田裕二
5.小野弘道
6.The Daydreamers
7.B&B Singers
8.東京メトロポリタンコーラス-横浜
9.ハレルヤ会
10.杉野茂信
11.神津 進
12.フォービーメン
13.The Four-leaf Clover 53
14.アリババと15人の盗賊
15.岩崎秀一
16.亀井淳一・泰子・慶輔
17.小島常弘・鈴木貴美子
18.田中良夫
--休憩--
19.コール・ヘリテージ
20.コール・マルシュナー
21.クール・ヴァンテネージュ
22.アゲイン
23.アンサンブル・ナチューレ
25.志木高ワグネル(略称お許しを)
26.ワグネル男声
27.ワグネル女声
28.ワグネルOB
29.ワグネル男声&女声
フィナーレ 全員合唱
早くもツツジの花が
ハナズオウ
先生方も体力作り?
陸上競技場から見た協生館
The Daydreamersのステリハ風景
日吉駅前「ぶどうの家」でランチ
A、Y、H、Tさんと5人で、学生時代に逆戻り。
校舎に向かう学生さんたち
イチョウ並木
中原街道と協生館
今年は理工学部75周年
関西に転居されるU先輩にご挨拶できず、残念!
クール・ヴァンテーネージュ
現役による混声合唱--みんなウイウイシイ。
「ういういしい」とは辞書に「世間慣れしていなくて、若々しく新鮮にみえる」
とある。もしかするとOBはその逆かしらん(笑)。いえいえそうではありま
せん。
* * * *
週間フォト日誌
4月7日(月)
4月からBoss(上司。--英語では上司のことをBossという。悪い意味
は含まれない言葉である。)が替わった--以前、書いたかしらん。今
度のBossはピアノをおやりになるとのこと。昼休みは時々クラシック談義。
私が入社した時の部長代理Yさんは、たくさんのLPを聴いておられ、メン
ゲルベルクの「悲愴」やブーレーズの「運命」等々いろいろ貸していただ
いたものだが、その類のお話をするのは久しぶりである。
ワグネル男声第138回定演がYouTubeにアップされた→こちら。
私もTopで歌っている。
4月9日(水)
小林秀雄は、正直いって、難しい。居眠りしてはいないですヨ。
髪の毛が伸び、暖かくなってきたので、羊のように刈ってもらおう。
(迷える子羊?)
4月10日(木)
池袋にて2時間のOB練習。
「R.シュトラウス歌曲集」の1と2.後半は「オムニバス」の2曲。(ピアノ伴
奏は永澤さん)。
食べ過ぎ!
休憩中
さあ、本番と思って、(オムニバスの曲を)立って歌おう!
4/10付け産経新聞朝刊「STAP細胞あります」(小保方氏)
マスコミは自分で判断する根拠も持たず、その情報で一億右往左往の大
騒ぎ。1年後にでもなれば「何か」が判ってくることだろう。(こう書くと永井
荷風かな?)
4月10日(金)
虎の門病院。採血管にして11本の採血。現在、治験は7週目に入った。
内服薬の副作用はまったくといっていいほどない。さては「プラセボ」かし
らん。そんな気がしてきた(笑)。
<本日のデータ>
体重;67kg 体温;36.4℃
血圧;125~70 脈拍;78
「ちょっと太った?コレステロールが上がっているけど。太らないでくださ
いネ~」(先生)
GOT、GPTは、治験でブラインドのため、主治医の先生にも分からない。
現在の内服薬は、毎朝2錠、5月22日(木)までキッチリ飲む。
①2錠飲む
②記録ノートにつける
③カラを保存しておく
毎日、これだけを忘れないように。
次回採血は、4月28日(月)。
霞が関 財務省前の桜 見事な木(!)である。財務省はお金持ち??
環状2号線(新虎道路)と虎の門病院
ランチは900円。なぜか値上がりしていなかった。
アメリカ大使館の通り
米国の要人(ようじん)が来日する用心(ようじん)か(笑)、警視庁機動隊
が増派されているようだ。
新トンネル
国道1号線
4/10、TPP交渉で「牛肉関税20年近くで限りなくゼロ」という「米提案、
日本は拒否」(4/11産経新聞)
私はなぜか太平洋戦争前の「中国撤兵問題」を思い出す。米国は、常に
原則をたてに言い出したらきかない(笑)。「ハルノート」は来るかしらん?
今週、New Bossから
ニキタ・マガロフの「ショパン全集」
サー・コリン・デイビスの「春の祭典」と「火の鳥」
のCDを拝借する。(全部聴くと20時間?)
今は、すべてを聴き、詳しく書く時間と体力(!)がないが、なるほど「春
の祭典」はブンダバー!なり。--よく間違えないものだ(笑)。コンセル
トヘボウはヴィルトゥオーソ・オーケストラである。
4月13日(日)
たまプラーザの理髪店で散髪。4月から50円の値上げだが、これでは
「本体価格」ダウンだという。
散髪後、有隣堂書店に立ち寄る。池上彰『おとなの教養』(NHK出版)を
手に取る。池上さんは問題の整理がお上手だ。
[本稿は書き掛けです]。
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「花は咲く」は、長いこともありますが、歌い方が難しいです。素朴に歌うのがいいかしらん。