バレンボイム モーツァルト「ピアノ・ソナタ選集」

購入して、しばらくそのまま聴かずにおいた、バレンボイムのモーツァルトを聴い
た。バレンボイムは10歳ちょっとでフルトヴェングラーと共演し、彼から「天才だ
ぁ」といわれた。

今から40年ほど前は、バレンボイムが弾き振りしたモーツァルトの協奏曲全集が大
変な評判だった。本ＣＤは25年ほど前に録音したモーツァルトのソナタ全集からの
抜粋盤である。

収められている曲は、ピアノ・ソナタ第8番、第11番「トルコ行進曲付き」、第14番、
第15番である。

演奏は、はたして大変よかった。自由に弾いている印象である。随所にハッとする
表情が出てくる。ザッハリッヒにあらず。この演奏は（趣味からいえば）好きだ。
内田光子を男性的にしたようだ。



（「ぼかぁ(－－「ぼくは」をこういう言い方をする人は最近少ない？）嫌いだネ」
といわれたら、「そうですか」としか言い様がない（笑）。）