人生ブンダバー

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4/24 東響第85回川崎定期

2022-05-01 05:00:00 | 音楽

4月24日(日)、東響川崎定期の新シーズン第1回。

リオネル・ブランギエは1986年フランスのニース生まれ。35歳。
パリ音楽院卒業後、パリ管弦楽団のアシスタント・コンダクター
に就任(首席指揮者はエッシェンバッハの時代)。2005年ブザン
ソン国際指揮者コンクール優勝。2014年、28歳でチューリヒ・ト
ーンハレ管弦楽団の音楽監督・首席指揮者に就任(~2018年)。
東響とは2019年以来の再共演(→こちら)。


一方、リーズ・ドゥ・ラ・サールは1988年フランスのシェルブー
ル生まれ。8歳でパリ音楽院に入学、12歳で第1席で卒業している。
2001年より国際的な活動を開始、東響とは2007年以来の再共演だ。

<プログラム>
1.サロネン 「ヘリックス」
2.ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調*
--休憩--
3.ラヴェル 「高雅で感傷的なワルツ」
4.ストラヴィンスキー 「火の鳥」(1919年版)
指揮:リオネル・ブランギエ
ピアノ:リーズ・ドゥ・ラ・サール*
コンサートマスター:グレブ・ニキティン

以下、いつもながらつたないコメントを・・・・・・

1.サロネン 「ヘリックス」
ブランギエはゆっくり登場、ゆっくり会場を見回しておじぎ。
ラテン系だからか、さほど長身ではない。170cm前後?

弦楽五部は14型(14-6-8-10-12)の対向配置。かすかに聴こえる
pp開始。ティンパニは珍しく女性、綱川淳美さんかしらん。
ピッコロソロが響く。トランペットは弱音器付き。フルートは女
性×3だ。金管楽器なども加わり、pからfへ無機的にクレッシェ
ンドし、徐々に速くなる。パーカッションも忙しそう。最後は突
然に終わった。

2.ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調
ラ・サールは、金髪のフランス人女性。ハイヒールを履いている
が、身長は160cmほどかしらん。
(1)ピシャリというムチの一打による開始。第1主題はバスク民謡
風。第2主題はジャズ風だ。
(2)子守歌だ。静かなピアノソロが気持ちよさそうに弾かれる。ブ
ランギエは長めの指揮棒で柔らかな指揮。木管が入ってくる。後
半はコーラングレとの対話が印象的だ。
(3)プレスト。fによる開始。とにかく速い。ピアノも超絶的で一
心不乱の演奏。ラヴェルも相当なヴィルトゥオーゾだ。オーボエ
荒木さんの身体も揺れる。最後は大太鼓の一打で突然終止。

大拍手が続き、ラ・サールは「アンコール」、「ショパン・・・・・・」。
息が詰まるほどすばらしい「ノクターンNo.20遺作」であった。

たまたま見つけたYouTubeをご参照→こちら

--休憩--
3.ラヴェル 「高雅で感傷的なワルツ」
急緩の8つ(7つと一つの回想)のワルツがほとんど続けて演奏さ
れる。弦楽五部は再び14型だ(14-6-8-10-12の対向配置)。いず
れのワルツもテンポ感がよく、fもうるさくならない。最後の
「回想」はゆっくりというかゆったりというか、静かにdim.して
消えた。

4.ストラヴィンスキー 「火の鳥」(1919年版)
「火の鳥」は全曲版や組曲版(それもいろいろ)があるが、よく
演奏される1919年版だ。
最初は静かな出だしから徐々にfへ。ブランギエは「柔らかな」
指揮ぶり。7曲がほぼ続けて演奏される。
荒木さん(オーボエ)のソロが上手い。第5曲火の鳥登場場面で
は、ティンパニ、ピアノを含め全員が集中してfになる。終盤は
「子守歌」から終曲へp主体の音楽からクレッシェンドへ。

終わるとブランギエは、管楽器の前まで入り、拍手をしながら、
ホルン、ファゴット、クラリネット、フルート・・・・・・と立たせて
いった。
ゆったりとした、柔らかなステージマナーが好ましかった。





12:10 


12:11 雨が降りそう。


12:12


12:23 あざみ野


12:32


12:34


12:39


12:56 川崎着


12:58


12:59


13:00


13:35


13:36


13:38


13:39


13:43


14:56


16:02


16:08


16:13


16:14


16:38


16:47


16:58


16:59


17:05


17:14

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○昨日も書いたが、知床観光船の被害者家族は報道陣のなりふり
構わぬ、礼を失した取材に怒り心頭のようだ。新聞などの取材姿
勢を批判する新聞はない。十年一日(五十年一日?)、それが問
題である。


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