9月23日(土・祝)、久しぶりにテアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケス
トラの定期演奏会を聴く(於昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウ
ワ)。前日に続く、オーケストラ・コンサートだ。体調もだいぶ戻ってき
た。
今回は、大曲のロシアン・プログラムである。いつも以上に客席の入
りがよく、満員に近かった。
この日の調性は、いずれも短調で、下記1がフラット1個、2がフラット
4個ということになる。
<プログラム>
1.ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30*
2.チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調 op.36
指揮;海老原光
ピアノ;尾崎未空*
コンサートマスター;伊藤亮太郎(N響コンサートマスター・昭和音楽大
学講師)
以下つたないながら感じたままに・・・・・・
1.ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30 (43分)
私は、この曲は初めてではないかしらん。40年ほど前に、新日本フィ
ルやN響で聴いたかもしれないが、記憶にない。
ホロヴィッツが得意とした曲で、かのヴァン・クライバーンが弾いて有
名になったという(→こちら)。
また尾崎さんの名前も知らなかったのだが、この難曲を弾くというこ
と自体、大変な人だ。昭和音大に在籍しながら、既に堂々としたキャ
リアの持ち主である(→こちらもご参照)。どちらかというと小柄で腕
も細い。この日は朱色っぽいノースリーブのドレス姿。
曲はいかにもラフマニノフ。ティーラティーラという出だしもピアノ協奏
曲第2番にちょっと似ている。哀愁を帯びたメロディー。尾崎さんは身
体を揺らさず、どんどん弾いていく。カデンツァでは会場がシ~ン。一
日10時間の練習をして臨んだのかしらん。尾崎未空恐るべし。あっ
という間の43分。12型の弦楽アンサンブルもまたすばらしかった。
いい演奏はその曲を「好き」にさせる。一緒に行った家内も大満足の
演奏だった。
大変な拍手の中、アンコールは・・・・・・
チャイコフスキー=プレトニョフ 「くるみ割り人形」より
間奏曲「冬の樅の森」
これまた、右手と左手がすばらしかった!
2.チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調 op.36 (45分)
海老原さんは長身、スマートだ。左手を上下(デュナーミク)や左右(レ
ガート)に動かしつつ、チャイ4を大きくゆっくり、堂々と進めていく。第
2楽章、オーボエの女性(上遠野瑞季さん?)が上手い。第3楽章、ピ
ッチカートもきっちりと、上手い。
すぐに入った第4楽章は、ギヤチェンジし、やや速めの演奏。海老原
さんは急に忙しくなり、何度か飛び上がる。codaのアンサンブルもま
ことに見事だった。
演奏後の海老原さんは、顔を紅潮させてのおじぎ。ホルン、ファゴット、
クラリネット、オーボエ、フルート・・・・・・と立たせていき、最後は弦楽
パートまで。全員を立たせ、全員でのおじぎで幕を閉じた。
プログラム
<参考CD>
チャイコフスキー交響曲第4番 フルトヴェングラー盤
「MONO」のスタジオ録音だが、「MONO」にもすばらしい「モノ」が
いっぱいある。いつ聴いてもフルトヴェングラーらしさを感じさせる、
私の好きな演奏だ。
「チャイ4」については、モントゥー、メンゲルベルクなどこちらもご参
照。
11:33
11:34 ヒガンバナがちぢれちゃった。
11:35 増築が始まりそうだ。
11:43 大場町 新百合ヶ丘駅行に乗る。
12:10 新百合ヶ丘駅着
12:22 まずは昼食
12:25 初めて入るお店
12:49
12:51 ★×4
13:32
13:36 長蛇の列
13:37
13:38
13:40
14:55 休憩中 250円とリーズナブル
15:01 同上
15:02
15:06
15:10 『ドン・ジョヴァンニ』藤原歌劇団による日本初演(昭和23年)
写真左から「畑中良輔(Br)、宮本良平(Br)、砂原美智子(S)、木下
保(T)、下八川圭祐(Bs-Br)、團瑛子(S)、日比野秀吉(Br)、城須
美子(S)」
余談だが、團瑛子は團伊玖磨の前妻。
16:06
16:34
17:18 「秋の空」 「秋が呼ぶような気が・・・・・・」
17:19
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