(早寝早起きの毎日、今朝はマスターズ3日目の実況目当てに4時半に起床した。)
昨日4月11日(土)、ソフィア・ヴォイス・アンサンブル(SVE)の定期演奏会
がで20回を迎えた。(四ツ谷の紀尾井ホール)。
SVEを初めて聴いたのは平成15(2003)年4月19日第14回定期演奏会であった。
その時は「スメタナとヤナーチェクの男声合唱」(20人)が本当に素晴らしかっ
た。
(四ツ谷から紀尾井ホールへ向かう桜並木 葉桜になっていた)
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(今回のプログラム)
Ⅰ.「雪と花火」(詩;北原白秋、曲;多田武彦)指揮;篠崎新一
Ⅱ.「アッシジの聖フランチェスコの四つの小さな祈り」
「パドヴァの聖アントニウスの讃歌」(曲;プーランク)指揮;太田務
Ⅲ.トスティの歌曲より 指揮;藤森数彦、ピアノ;久邇之宣
Ⅳ.ア・カペラ アラカルト
(会場の紀尾井ホール)
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この合唱団はソフィア・トーンともいうべき、独特なきれいな響きを持っている。
選曲もそれを生かしたものといえようし、木の床・壁の紀尾井ホールの響きにもマ
ッチしている。今回はトップ3人、セカンド5人、バリトン3人、バス3人の14人。
Ⅰは少人数で聴く「雪と花火」だった。本当の少人数合唱もまた楽しい。ちょっと
音の濁ったところがあったかしらん。
Ⅱはフランス語とラテン語か。「外国語の上智」が母体となっているだけに、いつ
ものことながらよく勉強されている。プーランクの合唱は、音も声もしっかり、教
会で聴いているようだった。Sさんのソロも癖のない、いい発声だった。この合唱
団にはプーランクがよく似合う。なおプーランクは今年生誕110年である。
Ⅲは藤森氏の指揮が分かりやすかった。指揮ぶりも膝を曲げたり、かかとを上げた
りしない。個人的にはこのような指揮が好きだ。「最後の歌」はテンポの切り替え
があり、下手な合唱団が歌うとまったく不自然になってしまうが、自然な切り替え
とYさんのソロ(--やや哀愁のある声)がよかった。「Addio」はピアノ伴奏と
もどもいい歌である。聴いていて、カレーラスの高揚感を思い出してしまった。
(久しぶりにカレーラスのトスティを聴いてみよう!)
Ⅳはバラエティーに富んだステージ。1曲ごとのコメントは省略させていただく。
曲によって若干のムラがあったが、温かな拍手が相次いだ。やはり何回も歌いこん
だ曲は自信を持って歌っているのが分かる。藤森さんのMCはやや早口だったが、
いつもながらたんなる音楽好き、合唱好きではない勉強ぶりがうかがえる。(プロ
グラムの付録も解説がぎっしりで勉強になる。)
アンコールは、創立100年のウィッフェンプーフの「Time after Time」。決まって
いた。それにしても日本語のほかに、フランス語、ラテン語、英語と、これだけの
ステージを用意するのは大変なことである。来年はリズム感たっぷりのニグロ・ス
ピリチャルなどいかがかしらん。
(帰り道 清水谷公園前の八重桜並木)
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昨日4月11日(土)、ソフィア・ヴォイス・アンサンブル(SVE)の定期演奏会
がで20回を迎えた。(四ツ谷の紀尾井ホール)。
SVEを初めて聴いたのは平成15(2003)年4月19日第14回定期演奏会であった。
その時は「スメタナとヤナーチェクの男声合唱」(20人)が本当に素晴らしかっ
た。
(四ツ谷から紀尾井ホールへ向かう桜並木 葉桜になっていた)
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(今回のプログラム)
Ⅰ.「雪と花火」(詩;北原白秋、曲;多田武彦)指揮;篠崎新一
Ⅱ.「アッシジの聖フランチェスコの四つの小さな祈り」
「パドヴァの聖アントニウスの讃歌」(曲;プーランク)指揮;太田務
Ⅲ.トスティの歌曲より 指揮;藤森数彦、ピアノ;久邇之宣
Ⅳ.ア・カペラ アラカルト
(会場の紀尾井ホール)
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この合唱団はソフィア・トーンともいうべき、独特なきれいな響きを持っている。
選曲もそれを生かしたものといえようし、木の床・壁の紀尾井ホールの響きにもマ
ッチしている。今回はトップ3人、セカンド5人、バリトン3人、バス3人の14人。
Ⅰは少人数で聴く「雪と花火」だった。本当の少人数合唱もまた楽しい。ちょっと
音の濁ったところがあったかしらん。
Ⅱはフランス語とラテン語か。「外国語の上智」が母体となっているだけに、いつ
ものことながらよく勉強されている。プーランクの合唱は、音も声もしっかり、教
会で聴いているようだった。Sさんのソロも癖のない、いい発声だった。この合唱
団にはプーランクがよく似合う。なおプーランクは今年生誕110年である。
Ⅲは藤森氏の指揮が分かりやすかった。指揮ぶりも膝を曲げたり、かかとを上げた
りしない。個人的にはこのような指揮が好きだ。「最後の歌」はテンポの切り替え
があり、下手な合唱団が歌うとまったく不自然になってしまうが、自然な切り替え
とYさんのソロ(--やや哀愁のある声)がよかった。「Addio」はピアノ伴奏と
もどもいい歌である。聴いていて、カレーラスの高揚感を思い出してしまった。
(久しぶりにカレーラスのトスティを聴いてみよう!)
Ⅳはバラエティーに富んだステージ。1曲ごとのコメントは省略させていただく。
曲によって若干のムラがあったが、温かな拍手が相次いだ。やはり何回も歌いこん
だ曲は自信を持って歌っているのが分かる。藤森さんのMCはやや早口だったが、
いつもながらたんなる音楽好き、合唱好きではない勉強ぶりがうかがえる。(プロ
グラムの付録も解説がぎっしりで勉強になる。)
アンコールは、創立100年のウィッフェンプーフの「Time after Time」。決まって
いた。それにしても日本語のほかに、フランス語、ラテン語、英語と、これだけの
ステージを用意するのは大変なことである。来年はリズム感たっぷりのニグロ・ス
ピリチャルなどいかがかしらん。
(帰り道 清水谷公園前の八重桜並木)
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