いささか旧聞に属するが、7月31日(火)、午後から「小田原少年少
女合唱隊55周年&マルベリー・チェンバークワイア20周年記念 チェ
コ・オンドラシェク合唱団 友情ジョイントコンサート~客演指揮:
シャビエル・サラソラ~」(於小田原市民会館大ホール)という長い
題名の演奏会へ。
小田原少年少女合唱隊は、20年以上の昔からチェコのオンドラシェク
合唱団と交流がある(詳しくは小田原少年少女合唱隊のHPをご参照→
こちら)。
両合唱団そろって、今年7月27日~29日に行われた第1回東京国際合
唱コンクールで金賞という好成績を収めている(今回の演奏会プログ
ラムに早くも結果が出ており、ビックリ!)。
オンドラシェク合唱団は、当該コンクール出場とこの日の演奏会出演
を中心に、Japan Tourにやってきた(猛暑でビックリかな?)。
<プログラム>
Ⅰ.小田原少年少女合唱隊&マルベリー・チェンバークワイア
1.Bonse Aba
Ⅱ.マルベリー・チェンバークワイア
ソロ;橘田有美、鹿野浩史
1.Nicolette
2.Angele Dei
3.Kaisa-isa Niyan
4.Super flumina Babylonis
5.Arin-arin
Ⅲ.オンドラシェク合唱団
1.Ave Iesu
2.知るや君
3.Jaakobin pojat
4.I never touched a Rainbow
5.Baba Yaga
6.Tancuy, tancuj
--休憩--
Ⅳ.小田原少年少女合唱隊&マルベリー・クワイア
1.あかあかや
2.ことばあそびうた
3.Zima
4.Orde-E
5.Lau Euskal Abesti
5.Sanctissima Mariasedilacku
6.Mendian Gora
Ⅴ.オンドラシェク合唱団
1.Moznost , Jabiko
2.Sviti mesic , Fialo
3.Hoi, hura,hoy
4.Dyz jsem ja chodival , Zaplat' mi
5.Uz ho vedou Martina
Ⅵ.合同演奏;小田原少年少女合唱隊、マルベリー・クワイア、
オンドラシェク合唱団
1.竹田の子守歌
2.Justus ut paima florebit
Ⅶ.合同演奏;小田原少年少女合唱隊、オンドラシェク合唱団、
OB有志、Voce de Carillon
1.Proc bychom se netesili
2.Pater Noster
3.Ave Maria
指揮;Xabier Sarasola Josef Zajicek 桑原妙子
音楽監督;桑原春子
ピアノ;Dusan Brus 桑原春子
オーボエ;Alena Jestrebska
(注)チェコ語の活字について便宜的に通常のローマ字表記にしまし
た(ゴメンナサイ!)。
以下、いつもながらつたないひと言コメントを・・・・・・
Ⅰ.小田原少年少女合唱隊&マルベリー・チェンバークワイア
1.Bonse Aba
大きな拍手とともにオレンジシャツの小田原少年少女合唱隊と女性は
ブルードレスのマルベリー・チェンバークワイアが登場。ザンビアの
民謡を振付とともに歌う。小学生低学年から大人まで一生懸命でかわ
いらしい。最近の小学生はダンスも得意?
Ⅱ.マルベリー・チェンバークワイア
女性11人、男性7人の大人の合唱。指揮は、客演サラソラ先生とチェ
コのザイチェク先生に桑原先生。
1.Nicolette
モーリス・ラヴェル作詩・作曲。聴くのは初めてかしらん。
2.Angele Dei
フィリピンの現代作品で、美しい祈りの歌だ。よく声が出て、ppp
終止。
3.Kaisa-isa Niyan
タンタンタカタカという16分音符(?)のイン・テンポの曲。難しい
足踏み、手拍子も加わる。
4.Super flumina Babylonis
サラソラ先生によるゆったりした曲で、どこも力まない合唱。いいポ
リフォニーだな~と思い、後で確認したら、パレストリーナだった。
5.Arin-arin
マルベリーCCのレパートリーといっていいのかしらん。「ハンマーの
音」らしいが、ジェスチャーは鍬で耕すような感じ。途中で花をつま
んだり。できれば動画を見ていただきたいところ(笑)。
Ⅲ.オンドラシェク合唱団
同合唱団は40人強のYouthの合唱団(男性は4人)だが、少年少女ク
ラスはあるのかしらん。オレンジ色のブレザーで、座って聴いていた
客席から登場。指揮のザイチェク先生は巨人で、180cm、80kgかし
らん(あくまで個人的な意見です)。
1.Ave Iesu
伴奏は、ピアノ、オーボエ2本(1本はソプラノ・クラリネット?)。
出だしの発声の柔らかなこと!わずかに揺れながら、美しい曲とハー
モニーにじわじわと惹きつけられた。
2.知るや君
島崎藤村作詩、相澤直人作曲の東京国際合唱コンクールの課題曲。ア・
カペラだ。これまた柔らかな子音と発声で、ビシッとハモる。
3.Jaakobin pojat
動きを付けた曲。最後は見事にそろった足踏み。
4.I never touched a Rainbow
女性団員が指揮台に。ピアノにリュートが加わる。手の動きがある、
英語の歌。
5.Baba Yaga
ピアノ伴奏と太鼓。ジェスチャー付き--左右を見るとババヤガ(?)
が怖そう(笑)。強い声だ。最後はストップモーション。
6.Tancuy, tancuj
これも動きがある。胸の前で腕を組んで、揺れる。手をつないだりし
て楽しそう。一糸乱れず、相当練習?上手へ退場。
--休憩ーー
休憩時間に、背の高い(175cm?)オンドラシェクの女性数名が話し
ていたので、
「失礼ですが・・・・・・音がクリアーで美しく、とてもすばらしいですね~」
と話しかけたら、
「あら~、ありがとうございます」
チェコ語は話せないので、英語で話しかけたら、英語で応えてくれた。
Ⅳ.小田原少年少女合唱隊&マルベリー・クワイア
後半は20時5分開始。終演は遅くなるかな?
1.あかあかや
赤系統の振り袖姿(袴姿の男性が1人)で登場。桑原先生も和装。歌い
ながら、ゆっくりとした動き。
2.ことばあそびうた
レパートリー曲かな?これも動きがあり、見ても楽しい合唱。
3.Zima
何語かしらん(スロヴェニア語だった)。難しそう。
4.Orde-E
フィリピン民謡。ソロの声がよく通る。動きは大変難しそう(笑)。
5.Lau Euskal Abesti
急と緩の4曲。春子先生は首を振りながらのピアノ伴奏。
春子先生「あと2曲あります」。
6.Sanctissima Mariasedilacku
スペインのルネサンス作品。実にいい曲だ。
7.Mendian Gora
サラソラ先生の曲。サラソラ先生の自作自演になる。膝を使った指揮。
Sop.の声がよく伸びていた。
Ⅴ.オンドラシェク合唱団
1.Moznost , Jabiko
ピアノ伴奏付き、わずかに揺れながらの合唱。2曲目へは当然のごとく
attaccaで。
2.Sviti mesic , Fialo
モラヴィア(マーラーの故郷?)の民謡。どの曲も暗譜でこなす。
3.Hoi, hura,hoy
ア・カペラ。「ヤッホー」のジェスチャーで歌う。エコーが聴こえる、
すばらしい合唱。
4.Dyz jsem ja chodival , Zaplat' mi
ピアノと木管2本の伴奏。最前列9人で4列に。
5.Uz ho vedou Martina
腕を組んで踊ったり、ゆっくり流れたり、ファンファーレと変化のあ
る3曲。
(21:05)
Ⅵ.合同演奏;小田原少年少女合唱隊、マルベリー・クワイア、
オンドラシェク合唱団
1.竹田の子守歌
小田原少年少女合唱隊のレパートリーにオンドラシェク合唱団が加わ
る。オーボエとSop.のオブリガートがすばらしい。
2.Justus ut paima florebit
サラソラ先生作曲で緩-急-緩。全員が「お互いを聴き合う合唱」だ。
ここでチェコ大使、小田原市長の挨拶。チェコ大使はカンペなしの日
本語で、みんな大喜び。
本日のチャリティー募金は、13万円超を小田原市長へ。
オンドラシェク合唱団から桑原先生、春子先生へ祝辞とぬいぐるみの
贈呈で大拍手。オンドラシェク合唱団からは何やら呪文のようなお祝
い言葉が唱和された。
(21:25)
Ⅶ.合同演奏;小田原少年少女合唱隊、オンドラシェク合唱団、
OB有志、Voce de Carillon
1.Proc bychom se netesili
連弾伴奏。さらに人数も100人以上に増え、スメタナ『売られた花嫁』
の合唱曲の大合唱。
2.Pater Noster
サラソラ先生作曲。ラテン語の、静かな祈りの曲。オンドラシェク合
唱団も完全に暗譜していた。
3.Ave Maria
最後は小学生も加わり、100人以上の大合唱。しみじみというかじわ
じわというか、Lastにふさわしく、感動的(!)だった。
(21:40終演)
終演はかなり遅くなったが、皆さん最後まで静聴でお帰りにならなか
った。いつものことながら、温かい桑原先生の人柄がにじみでた記念
演奏会だった。
なお、正確で力作といっていいプログラム冊子--これだけのものを
作るのも大変なハズだが・・・・・・。
14:57
14:59 真夏のシャクナゲ
15:02 「嶮山」交差点
15:03 大場町バス停
15:11 あざみ野駅前ポスト
15:18 あざみ野 下り方面
15:34 中央林間で小田急へ
15:38 中央林間から相模大野へ
15:44
15:56 相模大野から小田原へ
16:46 まもなく小田原
16:48
16:53 小田原に到着
16:53
16:55
16:57 JR改札口
16:58 「魚國」で夕食 初めて
17:04
17:06
17:49 頼まれた梅干を買う。
17:53 外国人が多い。
17:53 小田原駅前
17:54
17:55 「ちん里う本店」の本店
18:05 夕暮れの「学橋」
18:08
18:08
18:09 奥に夕日があたっている。
18:11 明治天皇行幸碑
18:12 歴史見聞館
18:15 天守閣
18:16
18:21
18:24
18:27 小田原市民会館ホールは長蛇の列!
18:35
18:41 三つの旗
18:58 向かって左の前列が合唱団の席
19:49 2016チェコ演奏旅行(小田原少年少女合唱隊)
19:52 チャリティー募金箱 入れますよ~。
19:54 東京国際合唱コンクール金賞
19:55
21:40 お開き「これよりステージで記念撮影で~す」
21:58 町田までロマンスカーで
22:55 町田着
22:57 町田より相模大野へ「スイッチバック」
23:02
23:06
23:10
23:28 私にはもう深夜だ(笑)。
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平日の夜の開催にも関わらず、遠方よりご足労いただきまして有難うございました。そして今回も素敵なレポートをありがとうございます。
プログラムにも書かせていただきましたが、オンドラシェクとは2年ぶりの再会で、こうして日本で一緒に歌えたこと本当に嬉しかったです。
私たちの大好きなサラソラ先生の指揮の元、大好きな曲を歌え、とっっても幸せでした。
プラグラムは毎回春子先生がお忙しい中、作ってくださります。裏では多くの卒業生やお母様方のボランティアが手伝ってくださっています。こうして私たちが楽しく歌えているのは、本当に多くの方々のサポートがあってのことです。
国際コンクールもあり、忙しい日々でしたが、こうしてお客様に喜んでいただけることが私たちの何よりの原動力となっています。
これからも学業と両立させつつ、仲良く楽しくをモットーに活動して参ります。どうぞ温かいご支援の程宜しくお願い致します。
マルベリーチェンバークワイアの風戸と申します。
先日はお忙しい中、55周年&20周年記念演奏会を聴きに来ていただき誠にありがとうございました。
平日の夜開催ということもあり少し心配しておりましたが、想像以上に多くのお客様にご来演いただけて幸せでした。
またいつものようにステキな写真解説付きの記事をアップしていただき、ありがとうございます。
出演者は見ることの出来ない開演前の様子や各演奏の感想も拝見できるので、いつも本当に楽しみにしております!
サラソラ先生に指揮を振っていただき、オンドラシェクの皆とまた同じ舞台に立って歌えたことは私たち全員にとって大きな財産であり、これを糧にまた今後の演奏活動も楽しみながら精一杯頑張ろう、と心から思えました。
支えてくださっている全ての方に感謝して、今後も精力的に活動してまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
練習とコンクールと演奏会、本当にお疲れ様でした!
プログラムによれば、「高3」でらっしゃるとのこと。高3って、学校の勉強と行事と、それでなくても忙しいですよね~。
何もできませんが、これからも応援に聴きに伺います。頑張ってください!
今回は、いつも以上に長蛇の列でした。お客様も最後までお帰りにならず、すばらしい演奏会(!)でした。
それにしても、月日の経つのは早く、こちらの気持ちは変わらないのに、みなさんどんどん大きくなられますね~(笑)。
これからも健康に留意して、歌い続けていってください。また演奏会(ステージと客席)でお会いできることを楽しみにしています。
7月31日は平日の夜の開催にも関らず、お出かけ頂きました上に、暖かく詳しいレポートを有り難うございました。
オンドラシェクと20年以上前のイタリアのコンクールで仲良くなったこと、その後、真冬のチェコ・イヴィイチンに招いて頂いたこと、小田原の35周年でカザルスホールで一緒に歌ったこと、書き切れないほど大切な想い出が沢山あります。
そして今回の周年記念演奏会で特記することは、サラソラ先生との出会いです。先生の音楽は、メンバーの心の奥深くに、表現できないほど多くの感性を与えてくださいました。
国際コンクール、周年記念コンサートと連日、ビッシリのスケジュールでしたが、嬉々として歌うメンバーの顔は溌剌と輝いていました。
国籍を超えて、言語を越えて、音楽によって結ばれた友情は、きっと、いつまでも続くことでしょう。
以上の全てを、猛暑の中、しっかり支えて下さった多くの皆様、運営委員、保護者の方にも心から感謝しています。
そして、いつもいつも暖かく励まして下さる「ブンダバー」を嬉しく拝読させて頂き、厚く御礼申し上げます。
チェコを見送った次の日から、宝塚国際室内合唱コンクール審査、昨日と本日は台風の影響でスケジュールを調整しながら、NHKコンクール千葉県大会審査だったため、御礼が大変遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
延引ながら御礼まで。
5月にはお邪魔できませんでしたが、いつもと変わらぬ、先生のお元気なお姿を拝見し、嬉しかったです。
55年(ギネス物?)にわたって「音楽を愛する子どもたち」を育てて来られた上に、このたびは新しい合唱団を立ち上げられたと知って驚きました。
これからも先生のご健康、ご活躍と合唱団の発展を願って止みません。皆様によろしくお伝えください。