6月14日(土)
畏友堀俊輔さんからお声掛けいただき、久しぶりにテアトロ・ジーリオ・
ショウワへ足を運んだ。ここは大震災後の、東響の川崎定期で何回か
聴きにでかけたものである。
ここは自宅からバスで30分とかからないので大変便利である。
<プログラム>
~メンデルスゾーンの世界~
Ⅰ.序曲「フィンガルの洞窟」 op.26
Ⅱ.ヴァイオリン協奏曲 op.64
ヴァイオリン;小林美恵
Ⅲ.付随劇音楽「真夏の夜の夢」 op.61
1.序曲
2.スケルツォ
3.妖精の歌
4.間奏曲
5.夜想曲
6.結婚行進曲
7.ベルガマスク舞曲
8.終曲
Sop.;光岡暁恵
Mez.;山智世
合唱;昭和音楽大学合唱団
合唱指揮;山舘冬樹
指揮;堀 俊輔
管弦楽;テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
午後2時過ぎ、オーケストラが登場、コンマスが入場するまで全員立って
待つ。第1ステージ初めの進行はオケによって違う。コンマスの佐藤さん
が拍手に迎えられて入場、一礼すると全員が座席についた。ややあって、
堀マエストロが登場。堀さんは指揮台にあがるとウンウンとうなずくように
して、おじぎをした。
Ⅰ.序曲「フィンガルの洞窟」 op.26
メンデルスゾーンは神童といわれた。ハンブルク生まれのベルリン育ち。
20歳の頃に、初めてイングランドからスコットランドを訪れている。これに
よって着想を得たのが序曲「フィンガルの洞窟」と交響曲第3番「スコット
ランド」である。
低音の効いた見事な出だしに胸が熱くなった。
Ⅱ.ヴァイオリン協奏曲 op.64
ヴァイオリン;小林美恵
1990年ロン=ティボー国際コンクール優勝の小林さんは、淡いブルー
系のドレスで登場。指揮台の横、下手寄りで独奏した。むろん暗譜であ
る。第1楽章では入魂のカデンツァを聴かせ、第3楽章では指揮者・オケ
との掛け合いも見事だった。すっかり小林さんのファンになった。オケも
fpのめりはりよろしく、引き締まった演奏を聴かせてくれた。
Ⅲ.付随劇音楽「真夏の夜の夢」 op.61
1.序曲
2.スケルツォ
3.妖精の歌
4.間奏曲
5.夜想曲
6.結婚行進曲
7.ベルガマスク舞曲
8.終曲
Sop.;光岡暁恵
Mez.;山智世
合唱;昭和音楽大学合唱団
合唱指揮;山舘冬樹
有名な結婚行進曲が出てくる「真夏の夜の夢」。原題にある「ミッドナイト
サマー」は夏至の頃をいうそうで、今の時期にぴったり。そういう意味で
は「夏至の夜の夢」かしらん。シェークスピアの「喜劇」に基づいている。
4.「妖精の歌」に登場の光岡さんはよく通る、強いソプラノで見事な響き。
Mez.の山さんもよく歌っていた。約40人の女声合唱もよくまとまって
いた。ドイツ語歌唱だった、かしらん。
5.夜想曲では集中力のある演奏。とくにホルンがすばらしかった。
メンデルスゾーンの活躍は19世紀前半、ロマン派の時代であるが、堀
さんは少し古典派に近い位置付けの演奏というのかしらん。バランスを
保った盛り上がり、節度をわきまえたリタルダンドと微妙なデュナーミク
がすばらしかった。
終了後は、合唱指揮の山舘さんも登場、合唱団とともに盛んに拍手を受
ける。山舘さんはローマへ留学されたようだが、風貌もイタリア人?
演奏後はブラボーで盛り上がり、堀さんから
「え~、メンデルスゾーンの世界をお楽しみいただけましたでしょうか(拍
手)。おしゃべりをしたからには、アンコールをしなければなりません(ア
ンコール!)。何にいたしましょうか。どこかで『結婚行進曲』という声が
聞こえました。皆様の結婚生活はいかがでしょうか?(会場爆笑)ではも
う一度」
というわけで「結婚行進曲」をオーケストラの生演奏で二回も聴くことが
できた。
新百合ヶ丘の昭和音楽大学
創設者下八川圭祐(1900~1980)氏の像
オレンジジュース250円とリーズナブル
* * * *
6月9日(月)
板橋拓己『アデナウアー』(中公新書 新刊)
アデナウアーの時代を振り返る。
「[ソヴィエト・ロシアは]わたしたちのキリスト教的な世界観とは真っ向か
ら対立する世界観に基づいた政治を追求し、そうした政治的見解と手法
を広めようとするがゆえに、致命的な脅威なのです。わたしたちは国家
や暴力が万物の最高の尺度であるとは考えませんが、ソヴィエト・ロシ
アでは、人間の人格に尊厳や権利が認められず、国家が、より正確に
言えば国家を手中に収めた者たちが、人間の顔をしたすべてのものに
対して無制約かつ恣意的に支配権力を行使しています。この点につい
て多くを申し上げる必要はないかと思いますが、もう一度はっきりと強調
させてください。キリスト教の最も致命的で最も恐ろしい敵が、ソヴィエト・
ロシアなのです」(1951年の演説)本書p69
「ソヴィエト・ロシア」を別の国に言い換えることも可能かしらん。
「わたしの考えでは、ドイツ国民にも司教や聖職者にも、強制収容所で
の出来事に対して大きな罪(Schuld)があります。(・・・)大部分のドイツ
国民、司教、聖職者たちは、ナチの煽動に同意したのです。彼らはほと
んど抵抗なく、それどころか一部は熱狂的に(・・・)強制的同一化に従っ
たのです。そこに彼らの罪があります。また、たとえ収容所での出来事
の全貌を知らなかったとしても、個人の自由やあらゆる法原理が踏みに
じられ、強制収容所のなかできわめて残酷なことが行われ、ゲスターポ
やSSや、部分的にはわたしたちの軍隊までもが、ポーランドやロシアで、
前例がないほど残酷なことを住民に対して行ったことを、知っていました。
1933年と38年のユダヤ人ポグロムは公然と行われたのです。フランス
における人質の殺害もわたしたちに公に知らされていました。したがって、
ナチ政府や軍司令部が自然法やハーグ条約や人道に根本的に反して
いたのを大衆は知らなかったなどと主張することは到底できません」
(1946年2月23日付ボンの司祭への私信)本書p215
「すべてはヒトラーが悪かった、ドイツ国民は悪くない」というのは、ドイツ
の建前なのだろうか。
やはりアデナウアーの私信が真実かもしれない。
R.ジェラテリー『ヒトラーを支持したドイツ国民』(みすず書房)も一度読ん
でみたい。→こちら。
6月10日(火)
「うっかりミス」の防止のために、この日から「うっかりミス」を記録すること
にした。早速、会社の帰路、市が尾まで乗り越した。
東京メトロ 半蔵門線車両
東京メトロ 千代田線
駿河台道灌道 一方通行路
新御茶ノ水アーバントリニティビル
B1の中華「嘉賓」の炒飯はうまい!(以前書いたかしらん)。
6月11日(水)
ベローチェのある日専連朝日生命ビル
レスキュラ点眼液(緑内障予防)
「ワールドカップ開幕戦で西村雄一さんが主審」のニュース。無論初めて、
快挙なり。
6月12日(木)
雨。
6時4分発各停 メトロ車両
本郷通り
6月13日(金)
4日連続の「うっかりミス」。とくにこの日は3つも出してしまった。金曜は疲
れているのだろうか。加齢のせいだろうか?なかなか華麗には行かない。
本郷通り 小川町交差点方面
18:15でも明るい。
6月14日(土)
スペインがオランダに1-5の大敗!にビックリ。
11時予約杉原歯科医院へ
「東京医科歯科大学附属病院医療連携歯科医」
この日の支払いは、1,790円。
歯石を除去してもらった。最低1年に一度は診てもらったほうがいいようだ。
上の写真は「イ」と「エ」の間?
友人より平野忠彦先生の訃報が入る。平野先生は私の一回り上だった。
鷺沼の坂
昔は、会社のお昼に月1回はうな重を食べたものだが、最近はなかなか
手が出せなくなった。たまには食べようと、鷺沼の「菊水」さんへ。
うなぎの「菊水」
注文して30分ほど待たされる。
その後、たまプラーザまでウォーキング。
サレジオ学院(都筑区へ移転)の跡地がマンション群になっていた。
こんなレストランあったかしらん。ちょいとお値段が高そう。
「ア・ラ・カンパーニュ」(神戸のお店)
たまプラーザ有隣堂へ本を物色に。
6月15日(日)
Father's Day--福岡の息子夫婦から本場の明太子が届く。日本酒
を飲みたくなった。さっそく熱々のご飯でいただいた。「基本の辛さ」とあ
ったが、かなり辛い。しかし、あっという間に一本というか、ひと腹の半分
を食べてしまった。昔から上手い物を食べるのははやい(笑)。おいしか
った~!
知らなかったが、米国では6月第3日曜日がFather's Dayという正式
な国の記念日だという。
日本対コートジボアール戦をTV観戦。1-2の結果。
「日本のサッカー」ができなかった。慎重になりすぎたか、中盤で間を詰
められず、また、後半足が止まって、攻め込まれてしまった。(攻め込ま
れて足が止まったともいえるのだが)。
シュート数も7対20で負けていた。すべては観たとおりといえようか。
まだ一次リーグ敗退が決まったわけではないが、決勝トーナメント進出は、
確率的に0%ではないにしても10~15%くらいだろうか、かなり苦しくな
った。応援するしかないし、頑張ってもらうしかない。
渋谷交差点には多くの警察官が出動。若者はいつの時代も同じである。
戦前も、慶大生が銀座で「狼藉」を働いていた。
「(慶應義塾の)学生の乱暴狼藉は銀座界隈にては既に珍しくもなき事
なれど、追々増長して遂に観光の外客にまで迷惑を及すに至りては沙
汰のかぎりといふべきなり」(永井荷風『断腸亭日乗』S8/10/22)
これら「狼藉」学生は、存命であれば、100歳以上となっている。
コスタリカがウルグアイに3-1で勝つ番狂わせ。
イタリア対イングランド 2-1。
午後、N.マガロフのショパン ノクターンをのんびりと聴く。心に染み入る
演奏。
今月はハードなので、わがままを言って、ワグネルOG合唱団定演の賛
助ステージをスキップさせていただいた。
なんという草花かしらん。
これも紫陽花の一種?
KaBoS書店にて
『ワールドカップ出場32か国選手名鑑』を購入。
[本稿は書き掛けです]。
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