人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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1/27 新日本フィル第639回定期

2022-01-31 05:00:00 | 音楽

1月27日(木)、新日本フィル定期。通常は土曜開催だが、珍し
い木曜日のトリフォニー・シリーズ。
当初は、指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ、ソリスト:ステ
ラ・チェンから、それぞれ佐渡裕、西江辰郎に差し変わった。

余談だが、演奏会、オペラの「感想」は他のネット評(例えば、「東条碩夫の
コンサート日記」など)は参照しないで、つまりは読まないで書くことにして
いる。後から読んで、意見が一致する場合もあれば、食い違う場合もある(笑)。
比較するほどのものではないけれど。


開演前はオーボエがしきりとおさらい中。
お客様の入りも上々だ。

アナウンスも終わり、そろそろオケが入ってくるかと思いきや、
長身(187cm)の佐渡さんがマイク片手に登場。きさくなトーク
を展開(以下トーク抜粋)。
〇今年4月からミュージック・アドヴァイザー、来年4月から音楽
 監督に就任します(拍手)。デビューして間もない92~95年は
 「指揮者」という立場でした。もう30年前になります(その他
 にも新日本フィル関連とっておきのおもしろい話あり)。
〇西江さんはニックネーム「王子」と呼ばれています。

〇モーツァルトには消しゴムを使った形跡がみられませんが、最
 後の交響曲「ジュピター」は何回も書き直した跡があります。
〇『ウェスト・サイド・スートリー』は私が選んだのではなくて、
 決まっていたものです。本当はもう少し取っておきたかったん
 ですけど。途中、「マンボーッ」って声を掛けるところがある
 んですが、今日はこの時期ですので声を出さずに ・・・・・・「ま
 ん防」の折から(爆笑&拍手)。


<プログラム>
1.モーツァルト 
 ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
2.モーツァルト 
 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
--休憩--
3.バーンスタイン 
 『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダ
 ンス」
指揮:佐渡裕
ヴァイオリン:西江辰郎
コンサートマスター:西江辰郎

以下いつもながらまことにつたない「寸評」を・・・・・・

1.モーツァルト 
 ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
午後7時7分、オケが入場。弦は8型(8-7-4-6-3)。オーソドック
スな3楽章制。管はオーボエ(2)とホルン(2)のみだ。
(1)佐渡さんは、指揮台なし、指揮棒なし。小さな振り方。オケは
8型ながら、LIVEでは思ったより大きく聴こえる。西江さんは暗譜、
「美音」だ。2分ほどのカデンツでは会場が静まり返る。
(2)緩徐楽章。佐渡さんはほとんど刻まない、オケ任せ。自然なク
レッシェンド。オーボエがきれいに現れる。モーツァルトのメロ
ディーと伴奏に惹きつけられる。
(3)A-B-Aのすばらしい楽章。外は寒い冬だが、「温かさ」が入り
込む。改めて中間部の天才性を実感する。


2.モーツァルト 
 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
いわずと知れた、モーツァルト最後の交響曲(32歳時)。弦は12
型(12-10-6-8-5)に広がる。
(1)テンポ速めの鋭い出だし。デュナーミクが大きい。
(2)ゆっくりと、ややたっぷり目の演奏。
(3)メヌエット(だから3拍子)。
(4)モーツァルトの天才性にあふれた、すばらしい楽章。ここで一
段と熱を帯びる。快速の終楽章。LIVEのおもしろさを堪能。

「期待以上」のいい演奏だった。


3.バーンスタイン 
 『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダ
 ンス」
8時38分、オケが続々と入場。ハープやピアノ、チェレスタ、サ
クソフォンも。弦楽五部も14型(14-10-8-10-6)に拡大。佐渡さ
んも指揮棒を持っての登場。初めて聴く曲だ。
佐渡さんは初めから思い切り鳴らす。出だしは勝負所?フィンガ
ースナップも登場。
パーカッションも大活躍--改めて確認すると、ティンパニ、大
太鼓からドラムスまで22のパーカッションが登場。
佐渡さんは途中で飛び跳ねる指揮。ホイッスルも一吹き(落ちな
いでよかった[笑])。

「Somewhere」のメロディーに酔う。「マンボ」のフル演奏では
コテコテのバーンスタインだ。佐渡さんは自家薬籠中の物、生き
生きと振る。オペラグラスで見ると、オケの皆さんは必死に楽譜
を見ている。ffの突然休止からフルートソロへ。「フィナーレ」
はゆったりと、最後は消え入るように・・・・・・。

佐渡さんは、まずはパーカッションを全員立たせる。ついでフル
ート、オーボエ、クラリネット、サクソフォン・・・・・・と次々に立
たせていった。
バーンスタイン最後の弟子らしく、すばらしい演奏だった。



プログラムの表紙


これからの演奏会


16:53


16:56 半袖半ズボンの男子あり。


17:00 夕暮れ時


17:11 あざみ野


18:11 錦糸町着


18:13 すみだトリフォニー25周年、新日本フィル50周年


18:18 錦糸町駅前


18:18 飲み物とくず餅を購入。


18:26 東京スカイツリー


18:27


18:28


18:29 プログラムの山


18:30 定期継続特典CDをいただく。


18:30


18:31 小沢さんが若い。


18:32 佐渡さん、高関さんもお若い。


18:32


18:34 開演前に


18:34


20:21 休憩中


20:28 皆さんロビーに出ている。


20:31



21:10 分散退場中


21:11 あら、いつもと違う所に出ちゃった。


21:12


21:13


21:18 錦糸町 各停に飛び乗る。


22:18 鷺沼から急行に


22:23 あざみ野に戻る。


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