人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

J.S.バッハ「マタイ受難曲」

2008-06-01 08:16:52 | 音楽
昭和52(1977)年9月13日(火)、私は同僚のY君と東京厚生年金会館でY.S.バッ
ハの「マタイ受難曲」を聴いた。
バッハゆかりの、H.Y.ローチェ指揮ライプツィッヒ聖トーマス教会合唱団だった。

会社で回ってきた労音のチケット(--1階のいい席だった。)だったか。字幕は
まだなかったのではないかしら。詳しいことは忘れてしまった。

印象に残っているのは・・・・・・オーケストラ、合唱団が入場したが、少年合唱の子達
が少しくキョロキョロして落ち着かなかったこと。第1曲「来たれ、娘たちよ、わ
れと共に嘆け」(8部合唱=ダブルコーラス)の前奏が渋かったこと。

第1曲、合唱が何気なく入ってきたのだが、出だし(アイン・ザッツ)もピシッと
そろわず、合唱団の集中力は今ひとつだった。ローチェの指揮も自然体で振ってい
たように記憶している。

当時はキリスト教への理解も曲自体の知識も持ち合わせておらず、宇野功芳さんの
「マタイ体験」の影響だったか、聴きに行ったのだった。

しかし、聴いているうちに徐々にひきつけられ、第2部では隣のY君の存在も忘れ
るほど集中してしまった。気がつくと、少年合唱を含めた合唱団も大変な集中力を
発揮している。「心の叫び」とはこのことだ。曲はどんどん進み、イエスの処刑~
墓の封印、最後に合唱「我ら涙しつつひざまずき」で終わった。

全曲が終わった後は感動で口もきけなかったが、しばらくしてY君が「やはり壮大
な叙事詩ですネ」と言ったのが印象的だった。


PS Q.キリスト(英語ではジーザス・クライスト)のお母さんは?
   A.マリア様?
   →イエース。





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