昨年8月のベトナム旅行記~その9~です。
8月13日の18:00にダナン空港を飛び立ち、19:10にホーチミン空港に到着しました。
夕食は中華レストランで食べましたが、たいへん流行っている店で、料理も美味しかったですね。
最終日の8月14日は、
午前が、ベトナム戦争当時のゲリラ戦の拠点であったクチトンネル遺跡を見学。
午後は、ホーチミン市内観光をしました。
◆8月13日(土)午前 クチトンネル遺跡見学
「クチトンネル」は、ベトナム戦争時に南ベトナム解放戦線がゲリラ活動の拠点とした場所で、ホーチミン市から北西70kmの密林の中にあります。
トンネルの全長はのべ250kmあるとかで、米軍による爆撃や水責めなどにも耐えられるよう工夫されていたそうです。
トンネルの中に実際に入ったのですが、とても狭く、小柄なベトナム人に合わせた作りになっています。
難攻不落と言われただけあって、敵に発見されないための工夫が随所にされていました。
今、アメリカ軍がアフガニスタンなどで苦戦していますが、他国への干渉や支配のための戦争に勝ち目がないことをこのクチトンネル
遺跡は示しているように思えました。
ただ、戦争に勝てないアメリカ軍が空からまいた枯葉材の影響は今なお深刻で、ベトナムの子どもたちはもちろん米軍の帰還兵の
子どもたちにもその影響が出ているそうです。イラクで米軍が使用した劣化ウラン弾の影響で、イラクの子どもたちに白血病が多発し
ていることを思い出しました。
◆クチトンネルからホーチミン市へ戻る途中にスコール
◆8月14日午後 ホーチミン市内見学
屋上にあるヘリコプター 旧南ベトナム政権大統領の脱出用とか。
ホーチミン市内のデパート
ここでお土産をたくさん買いました。カシューナッツやベトナムコーヒー、ろうそくなど・・・。
どれも素敵なお土産になりました。
~終わりに~
ベトナムの北から南まで、世界遺産見学を中心に駆け足で旅しました。
北部、中部、南部は歴史・文化にそれぞれの趣があり、それぞれに見どころがありました。
ベトナム戦争を通じてしかあまり知らなかったベトナムですが、今回の旅でその歴史と文化の深さを知ることができました。
ガーデニング好きの私には、ブーゲンビリアなどの美しい花やドラゴンフルーツなどの熱帯果樹にも心が惹かれました。
ベトナムの人口は約8600万人。そのうちの6割強が30歳未満とかで、日本とは全く正反対の状況です。
街に溢れるバイクには、1台に若夫婦と小さな子供が数人乗っていました。危ないのですが、この国のもつ潜在エネルギーの大きさを示しています。
日本に帰ってからやたらとベトナムの文字が新聞などで目につくようになりました。
原発のベトナムへの輸出などは危険で心配ですが、産業や文化などで日本とベトナムの交流がもっと進んで欲しいと思います。
再びベトナムを訪問できることを期待して、今回のベトナム旅行記を終わりにします。