庭の掃き掃除をしているとき、隅に置いてある鉢をどけるとクワガタムシが腹を上に向け元気に足を動かしていました。
まだクワガタムシの活動するシーズンには早い気がするのですが、温度が上がってきたので巣から出てきたのでしょうか。
種類は、ヒラタクワガタかコクワガタのどちらかだと思うのですが、よくわかりません。
発見した場所の近くには、かなり腐食の進んだ古い枕木や鉢置き用の板があるので、その中で育ったようにも思えます。
まだ1匹しか見つけていませんが、続けていそうな気もします。
私が育った大津の田舎には、農道の端にクヌギの木がけっこう植えられていて、早朝や夕方にそこでカブトムシやクワガタムシをよく捕まえました。
あるときには、樹液の出ているところに何匹ものカブトムシが群がっているのを見たこともありました。
クワガタムシは、木の幹を足で蹴ると枝から落ちてくるのです。「源氏」や「平家」、「ノコギリ」と呼ばれる種類や「ミヤマ」などが多かったように思います。
ネット上の図鑑で調べると、「平家」はたぶんヒラタクワガタで、「ノコギリ」はノコギリクワガタ、「ミヤマ」はミヤマクワガタとそのままの名前でした。
ところが、記憶にある「源氏」に相当する種類が見当たりません。他の種類のように大あごが離れて平行にでるのでなく、かなり接近して斜めに出ていたように思います。
驚いたのですが、最近ではクワガタムシの総称として「ゲンジ」という名前が使われるとか。恐れ入りました。
今回のクワガタムシ発見で、私の庭も小鳥やセミだけでなく、クワガタムシも住む「雑木の庭」になってきたように思います。
心の赴くままに庭づくりをしてきましたが、幼いころの田舎暮らしの記憶がいっぱい詰まった庭になりました。
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庭で見つけたクワガタムシ。とりあえず水分補給にとキュウリを入れました、キュウリはだめだそうです。
虫好きの息子が引き取ってくれました。
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庭の中央から玄関前のクレマチスが見えています。
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左がジューンベリー、右がロウバイ。萌黄色の若葉が木漏れ日に光っています。