日の入りが早くなってきました。
夕食後、2階の自室に上がってくると外はもう真っ暗で、ベランダから心地よい虫の声が聞こえてきます。
「リーン、リ―ン」と聞こえるので鈴虫だと思いますが、以前目の前で鈴虫の声を聞いたときはもっと長く響いたような気もします。
秋になり、ベランダ菜園の植物も元気回復です。
四季生りイチゴは真夏にも花を咲かせましたが、十分受粉できず変形した小さな実しかできませんでした。
その小さな実も少し赤くなるとすぐに小鳥の餌食。鳥よけネットの網目が粗いのか、ネットの張り方がわるいのか・・・。
いずれにしても真夏のイチゴ栽培はうまくいきません。味は春と同様甘くて美味しいのですが。
四季生りイチゴ栽培はたった2株から始め、昨年の晩秋にはその株から伸びた子株をプランターに定植して増やしました。
全部で8個ほどのプランターで栽培した結果、この春にはびっくりするぐらいたくさん収穫できました。
この時は粗い目の鳥よけネットで十分だったのですが・・・。鳥も学習したのでしょうか。
先週、プランターの個数を減らすとともに、残したプランターの傷んだ葉や茂りすぎた葉を切り、せっかくできたイチゴの花に日光があたるようにしました。
さらに、ブルーベリーに使っていた細かい目のネットを上から追加し、鳥よけも万全にしました。肥料も追加しました。
気候のせいかイチゴの株の状態は元気なように見えるので、これからの実のデキ具合に期待しています。
もし、これで秋にできた実がまた「変形した小さな実」なら、春の収穫が終わった後のイチゴ栽培は断念です。
場所ばかり取って実りが少ないのではやむをえません。
さあ、どうなるでしょう。
二重ネットで守られた四季生りイチゴ
秋になりバジルも元気になってきました。暑さに負けて葉もシワシワでしたが、ひと雨ごとに葉が大きく、色も濃くなっています。
虫の食害の痕が残る葉の上にきれいな葉が伸びてきているので、もう少し待ったら収穫です。
7月に続き今年二度目の収穫をしたらすぐにバジルソース作りです。
友人のM氏に7月の自家製バジルソースをほめてもらったので、調子に乗ってやる気十分です。
レモンバームの若葉。8月中旬、徒長しすぎた茎を刈り取ると直ぐに新芽が出て、今頃にはこんなに成長しています。
ミントと合わせたフレッシュハーブティーが、春だけでなく、秋にもいただけるのは幸せですね。
奥に見える細ネギは、数週間前に根本から切って復活させたものです。夏の間に硬くなった茎を切り、柔らかい茎を復活させています。
一週間ぐらい前に種をまいたサラダミズナ(手前)とルッコラ(奥の列)
プランターの土は再利用していますが、その際気をつけなければならないことがあります。
ネキリムシの除去と土の再生です。
ネキリムシは、プランターの土全体をふるいにかけ鉢底石と土を分ける作業の際に見つかります。
1匹いれば必ずと言っていいほど10数匹います。たぶん親が生む卵の数に関係するのでしょう。
土が湿っているのにしおれている株があればネキリムシの被害を考えるべきです。
食用のものには殺虫剤は使えないので、ふるいに頼るのがベストでしょう。
土の再生には、有機石灰と腐葉土を使っています。
ふるいで分けた土に、腐葉土と有機石灰を加えよく混ぜます。腐葉土はたっぷり、有機石灰はほどほどです。
ウイルス病などの病気が出てくれば別でしょうが、これまでこの方法でうまくいっているようです。
連作障害の対策には、いくつものプランターの土を混ぜた上に腐葉土と有機石灰を加えています。
今日のブログは長くなりました。秋の園芸(農業)シーズンを迎えて気持ちが高揚しているようです。