漢方のアトピ－性皮膚炎の考え方（２）

おはようございます！
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薬剤師河合展之です

アトピー性皮膚炎、産経新聞記事の抜粋・・・
つづきです
漢方のアトピ－性皮膚炎治療の考え方は・・・
発散できず皮膚に滞る熱をどうやって冷ますかが治し方の決め手です！
私たちの体は大便や小便で、からだの代謝熱を体外に取り出しています
皮膚からは、汗(不感蒸泄)で身体の代謝熱を冷ましています
これが私たちの体の正常な状態です
ところが、発散がうまく行かず【蒸泄できず】皮膚の裏側に熱が滞り、溜まって
きた状態…この状態で、かゆみが現れます。

漢方では、皮膚の裏側に熱が滞ってくる原因を大きく２つのパタ－ンに分けて
考えます
１、皮膚の蒸泄力が弱いか、又は障害されたために熱が滞る
２、蒸泄を継続する為の、体液の補充が乏しいため熱が滞る

陰虚（いんきょ）・・・体液の補充が乏しいために熱がこもる
蒸泄を継続する為の、体液の補充が乏しいため熱が滞るタイプをさらに
２つに分けて考えます
２－Ａ
体液を補って熱を冷ます手当て
体液の補充が出来ずに熱量が増えてくる。このタイプは肥厚した湿疹に多い

２－Ｂ
血熱を冷ます手当て
血中の体液を消耗し、血中に熱を増す。このタイプは血痂の湿疹に多い

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