イビススタイルシュッド/アビニョン/フランス 2014年3月 フランス的。
新人作家がいろいろなことを経験して、最後は大きな文学賞を取り、映画化されて、女優らとともにカンヌのレッドカーペットを歩く。そしてこれからも前を向いて、したたかに書き続けていく…
一言で言えば、女性作家業界出世双六。面白いけど、筋運びは強引でいささかご都合主義。読む吉本新喜劇という趣き。完全なエンタメ。
このくらい握力が強くないと業界で生き残れないのかと、アクの強さに辟易した。読んで楽しめばいいけど、主人公が平気で人を陥れるところは全然共感できない。
珍しくリアル書店で定価で買ったので、最後まで読みましたが。
キャッチーな題名につられた私が悪い。昼ごはんまでに帰宅しないといけないのに遠くの書店へ行った段取りの悪さ。しばしの反省。