土曜日のの夕方、南の空は晴れていたので、夕涼みをかねて海岸に三脚を携え、降りる。同時刻、市街の埋立地では「南の島の星祭」が開催されているとのことだが、西の空は明るすぎて、宮良海岸からの撮影に支障を与える。
酔っても歩いてこれて、誰もいないこの海岸がとても好きだが、市街の明るさが、例えば魚眼の15mだとモロに入ってしまう。
石垣島の北部にテントを張って一夜を明かせば、あるいは、真の暗闇を体験できようが、まだ果たしていない。
また、今日の南空は、少し水蒸気を帯びているようで鮮明な天の川とは行かなかったが、水平線上のさそり座といて座をはさんだ天の川の「暗い淵」が見渡すことができた。
賢治の「双子の星」のふたつ並んだお宮は、いったいどこなのだろう。天の川の西の岸とあるから、「双子座」ではなく、さそりの尻尾付近のふたつの星ではないかとも言われているが、定かではない。
さそりやいて座など写りこんだ夜空の星に星図を引いてみると、さまざまなドラマや神話が夜空で繰り広げられてきたのだと思う。
壮大なドラマは、すべて愛と嫉妬、戦いと殺戮、復活と平和、すなわち生と死により作り上げられたものだが、それらの役目を終えたものたちが、ヒトといわず、動物といわず、神といわず、みな全天のお星様となっている。
やがてキム何とかさんも、トラン〇さんも、夜空の一星座に括りつけられていくのだろうか。いいえ、彼らには愛がないからお星様となる資格はありません。
宮良海岸から市街の夕景
魚眼で天の川
いて座と、さそり座に線を引いてみる。まるで囲んだあたりが双子のお宮か。真ん中の一番明るい星が土星らしい。
ミサイルではありません。石垣発の飛行機です。
http://www.ihatov.cc/song/star.html 星めぐりの歌を歌ってお日様が来るまで待ちましょう。