NHKで昨夜放映された屋久島の幻の巨大杉の話。屋久島には、1度しか訪れたことはないが、こんな映像を見せられては、1度で死ねるか。
年金のみの生活術の一環として、テントと無料無人山小屋を基地とした山旅をメインに考えているが、屋久島は、もっとも理想的。5~6箇所ある無人小屋は、水もあり、もちろん無料。そこに、わずかな食料とわずかではない酒類を持ち込んで、一般登山道(屋久島では歩道という。)を隈なく訪ねる。
食料と酒類が尽きたら、麓の街に降りて、調達する。ところどころに温泉施設もある。コインランドリーもあるだろう。しばし寛いだら、また、ヤマに分け入って数日を過ごす。
季節は、全山ヤクシマシャクナゲが彩る5月から6月がいいだろう。そんなこんなしていると一月はあっという間に過ぎるのだろう。
恋するヤクシマを縦横無尽に歩き回って、年金だけで暮らす。可能性としては、遠くない将来、ありだ。
そして、敬愛する山尾三省さんが、なぜこの島に骨を埋めようとしたのか、彼の思想のありかを辿る旅にもしよう。お墓参りもしたい。数ヶ月は要するか。
明け方、家のベランダから南の空にエリダヌス座の末端のアケルナル(河の果て)が輝く。オリオンのリゲル付近を水源とする大河。
アケルナルは、鹿児島以南でしか見えないとか。少しだけ優越感にしたる。