かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

どうなる7月の富士山登山

2021-05-05 09:20:03 | 日記

5月の声を聞くと、例年富士山山開きの日程や山小屋のホームページが更新されて、宿泊予約が開始され始める。

2003年ころの富士登山競争参加からはじまってだから、18年のあいだ何らかの方法で富士山に付き合ってきたことになるが、昨年だけは、コロナの影響で閉山となり、五合目の入山口は閉鎖され、山小屋はすべて休業するなどしたため、富士山には縁のない1年となった。一昨年、悪天候のため山開き登山を五合目で断念した翌日、「少なくとも75歳という健康年齢までのあいだ富士山山開きに合わせて登ろう」と決めていたのに、昨年も登頂叶わなかった。

昨年の5月5日、全国に緊急事態宣言が出されていたが、感染者はわずか125人程度であった。1年後の現在、東京、大阪、兵庫に3度目の緊急事態宣言が出されていて、全国の感染者は4000人を優に超えていて、それも感染力の強い変異型が主流ということで、昨年の今頃と違って収束の見込みが見えない状況である。

それなのにである、今年は、見る限り富士山のどの営業小屋も、一定のコロナ対策を施して、予約を開始し始めているし(料金が13,000円に跳ね上がったところも!)、富士登山競争は開会が3月中に宣言され、すでにエントリーは終了しているようで、今年は、富士山閉山は、「確実に」アナウンスされない模様である。

 

今の状況を見ると、あの押し入れの中に眠るような閉鎖された山小屋の寝室が昨年より感染リスクが低いとは思われないし、たとえ参加人数を半分の2000人程度にしぼっても、過酷な山登りと希薄な酸素を原因としてランナーの呼吸は必然荒くなるのであり、経験上、狭い登山道でランナー同士で肩触れ合う場面も多いので、ランナーに無症状感染者がいれば、屋外であっても感染リスクが高まると予想される。ほんとに大丈夫なのだろうか。

コロナ感染者推移

例年富士山の山開きは、山梨側が7月1日、静岡側が7月10日であり、富士登山競争は、7月16日と決まっている。もう2か月先に迫っている。

いまのコロナ感染状況、考えたくないのは今のインドのような状況なのだが、インド株はすでに国内に闖入しているというし、(オイラを含めてのことだが)昨日の高尾山や湘南海岸などのように為政者の自粛要請に耳を貸さなくなった大方のニッポンジンの行動態様からすると、この7月の富士山は、安心して登れる状況になっていると、どうも想像力が働かない。

今回の富士登山競争のコロナ対策を読んでみて、笑ってしまった。

参加予定者の参加を禁止する条件が列挙されていて、そのうちの1条項のことである。

・居住されている地域で、緊急事態宣言が発令されている、または都道府県を超える移
動の自粛要請が発令されている場合

例えば、この状況を今現在に当てはめると、東京(一番多いと思われる)・大阪・兵庫からエントリーしているもの、仙台を含めて蔓延防止措置が取られて県外移動自粛を要請している地域からエントリーしているものは参加を断られることになり、おそらく13,000円のエントリー料も返してくれないのだろう。なんか、この条項、現実を帯びてきているとは思わないか。2か月先の話である。

 

「山開きの富士登山」を決意したものの、オイラにしてみれば、富士山の世界文化遺産登録もあり、年々登山客、それも外国勢が増えて、開山中は登山道も山小屋も密で、喧しいことこの上ないので、そろそろ、富士山との付き合いも終わりにしようという気持ちが強くなってきてもいるので、ことし登れなくても、特段未練はない。だが、逆に言うと、外国人のいない富士山の山に登れるのは、もしかしたら最後の体験になるかもしれないので、ことし登ってみる価値はあるのかもしれないと、気持ちがふらついている。

なので、6月末に北岳を登ってから、続けて山梨側の富士山山開きに合わせて登ってくることも「Bプラン」として計画しておこう。事態が、安心な状況(そんな7月ならオリンピックも開催されているのだろう)ならば、という条件を付けて「Bプラン」を具体化しておこう。関係者から「やめてね」といわれている弾丸登山(山小屋に泊まらない)を前提に。

富士登山競争コロナ対策

富士山ガイド.comさんのHP

 

 

 

 

 

 

 

 

       

                 2020の初日の出(TV朝日放映)

 

 

 

 

 

 

 

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