かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

石垣島での皆既月食をなつかしむ

2021-05-27 13:00:11 | 日記

昨夜は、スーパームーンと皆既月食が重なる天体ショーが繰り広げられたが、恥ずかしながら、夜寒の東北地方に住んでいると、秋から春にかけての星空観察の意欲がそがれていて、そんなことから、詳しい情報、すなわち何時から食が始まって何時に皆既となり、何時に食が終わるのか、を頭に入れていなかった。

(天体観測手帳によると、食の開始18:44、皆既20:18,食の終了21:52)

そんなことで、19時ごろにベランダに三脚を出したころには食がすでに始まって月の半分くらい欠けていたのに、周囲に漂っていた雲と勘違いして、数枚撮ったばかりで、「1時間くらい経ったら雲も晴れているかも」と部屋にしけこんでお酒を飲んでしまった。そのうち眠くなって寝てしまって、目覚めたら日付が変わっていて天体ショーは打ち上げとなっていた次第。

朝になって、ベランダに置いてけぼりにしていたG3Xくんを救出し、数枚撮った写真を確認したら、なんと19:30時点ですでに食は半分くらいに達していた。(汗)

そんな数枚が、下の写真。スーパームーンでの皆既月食は、12年後の10月とかで、もっと真面目に取り組んでおればよかったと、反省すること大。とりあえずノーマルムーン?での皆既月食は、来年11月8日とのことで、まじめにお月様と向き合おう。でも、11月は、もっと寒いなぁ(軟弱)。

 

     

     

     

 

        

 

前回の皆既月食は、3年前の7月28日未明。石垣島に住んでいた時分、住んでいたアパートから歩いて10分ほどので海岸に出て、午前2時から4時ごろまでの間、うっとりするような夜風に吹かれて、心行くまでお月様と語り合った。

皆既月食という特別な日に限らず、秋でも冬でも、空が晴れていれば海岸線に出て、思う存分星空観察ができた石垣島は、つくづく星空ファンにとっての浄土だったんだ。海岸線に近いし、海は環礁のうちにあるので穏やかだし、ヒトはいないし、暴力的な夏季(5月~10月)であっても、日が落ちればうっとりする夜風に抱かれるのだし、台風の時は家で息をひそめ、夜間の草むら歩きには〇〇に注意して、あとは虫よけスプレーと液体ムヒなどをポケットに入れて、水分補給用の500mのペットボトルをザックに入れておけば、そこはもう、星たちと観察者とのランデブータイム。

職を離れたヒマたっぷりの年金世代だからこそ、あの島で余生を送る価値があった「もう一人のオイラ」が、今になってもオイラに語りかけている。「昼は寝ていて、夜風とともに家を出よ」と。

なつかしいなぁ石垣島・・・・そのお隣の西表島もいいしなぁ・・・

コロナが明ければ、キャンプ場や格安ゲストハウスに「年の1/3ほど住みついて」夜風に抱かれるとするか。

 

2018.7.28石垣島宮良海岸からの皆既月食

     

             食のはじまった月と火星のコラボ

  

 

 

    

        皆既となった露出アンダーぎみのオレンジ月とANAインコチホテル方向

 

 

    

    皆既となった頃合いの露出オーバー気味でピンク色となった月とANAインコチホテル方向

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