青葉の森にマキノスミレの小さな赤紫の花がもう咲いていた。三月になんか見たこともない。何かの間違いか。でも、あたりに昨年の子孫たちがあちこちにふえていた。スミレの種もアリさんの助けを借りて生存エリアを増やしているのだという。すこし安心した。
マキノスミレは、近種のシハイスミレを発見した植物学の泰斗、牧野富太郎博士を記念して命名されたという。日本の固有種だろう。
そういえば、4月からの朝ドラは博士の自伝的ドラマなのだというが、きっと奇想天外な博士の人生が伝えられるのだろう。今から楽しみにしている。牧野先生の著作や関係本、ブームになるまえに図書館で借りて呼んでおこうか。