朝の窓を開けると美しい桃色と青色のコントラストの朝焼けだった。
三月は美しくはじまった。
お天気は崩れ気味だというが、柔らかな日差しのもと、一日あったかく青葉の森を散策してきた。
夕方、郵便ポストを開けるとタワーレコードからみゆきさんの新譜「世界が違って見える日」が届いていた。
発売記念ということで、ジャケットと同デザインのクリアファイルが同梱されていた。
モノクロの世界に白い服のみゆきさんが白い風船三本を持って立っている。背後には風船と同じような大きさのライトとその向こうに窓明かりがいくつか見える。
いったいどういうメッセージなのだろう。これからCDのシートをはがし、今宵はノートパソコンとワイヤレスイヤホンという安っぽい取り合わせで拝聴し、そのメッセージを読み取ることにしよう。
発売日に買い求めたのは、初めてだったかもしれない。(これまでCDもあまり買うことはなく、半分以上は
ツタヤから借りたCDをコピーして聴いていたので、熱狂的ファンではなかったのだろう。)
今や、CDショップに行かずとも、通販が発売日に届けてくれる。気づいてみたら、大型CDショップもいつのまにか街から消えている。
もうCDを買うこともほとんどなくなったが、生きている間にみゆきさんのだけは手にとろうか。
あと何枚出してくれるかはわからないけれど。