ことし、はじめて富士山山開きにあわせて山頂を踏もうとしているが、2007年か8年の山開き前の6月末に、すでに営業していた7合目の鳥居荘に宿泊し、翌朝吉田側山頂に到達し、富士吉田の浅間神社まで駆け足で下りている。風雨の強い山頂で、ずぶぬれになって転げるようにUターンしたと記憶しているが、それでも三重からきたという女性と途中まで登ったし(その方は途中で引き返したんだったか)、黙々と登ってくる単独登山者ともすれ違った。当時は、1ヵ月後に控えた「富士登山競争」の練習のために登っていたのだが、冷たい風雨に打たれてまったく暗闇の中を行動したにもかかわらず、えも言われぬ快感を味わっていた。
今年は、気象協会の10日間予想ではまずまずなのだが、梅雨時日本列島、風雨の仕打ちは覚悟の上で登らなければならない。精進湖からのんびりした計画を立てているが、同行のM君は、「富士登山競争」にエントリーしているというのだから、おじさんたちペースにやきもきするのだろう。まあ、そんなときは先を急がせて、また降りてこさせてまた登らせてみよう。富士吉田側の山小屋の予約状況は、まだ余裕なので、昨年7月末に登った頃の騒然とした賑わいはないと予想しているが、小屋に泊まらぬ弾丸登山の外国人が多数登ると予想されるので、どうなっているか登ってみないと分からない。
NHKBSで放映した、日本百名山スペシャル「山女特集」を見ていたら、女性野球選手の片岡安祐美さんがガイドの橋谷さんと三つ峠を登っていた。三つ峠からの富士は富士吉田登山コースを正面に見る。10日後に、あそこのルートを辿って頂に立っていると想像するだけでも、えも言われぬ快感がまたぞろ湧きあがる。あそこの頂から三つ峠の二人に手を降ってみようかな。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2329/2409308/index.html
ガイドの橋谷さんと片岡安祐美さんが山頂から富士を仰ぐ。 (テレビ画面を撮影)
三つ峠山頂からの富士 たぶん5月ころの撮影か 4月末より雪が少ない。 (テレビ画面を撮影)