かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

花火

2019-08-08 11:19:38 | 日記

娘と孫がやってきたので、七夕前夜祭の花火を見物に歩いて20分位のところの評定河原近くの橋まで行く。もう、10年ぶりくらいになるか、広瀬川で花火を見るのは。当時は、東京にいた娘も結婚しておらず、孫の存在など微塵も考えてもいなかった。花火の閃光とその直後の闇のごとく、10年という光と闇は瞬く間なのだが、そんな瞬きの中に、あの震災もあったし、個的には、定年、生活本拠地大移動、年金暮らしと「生き舞台」も大いなる変わりようである。このあと10年さき、世の中も、家族も、オイラも瞬く間にではあるが、どこがどうなって、みなどうしているのだろう。これからは、定年などのような既定事実もなく、全くの先の読めない他力の空である。どこぞの寺の掲示板の「お前も 死ぬぞ 釈尊」の言葉が話題になっているが、日時場所不特定だが「死ぬぞ」という既定事実だけは、ぽっかり闇に浮かんでいる。

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見つかったプロトレック

2019-08-05 12:22:40 | 日記
先月の白馬でのはなし。仲間と白馬からの下山途中、雪倉岳をピストンした。帰途、左腕に長年愛用しているカシオ製プロトレックがないことに気づいた。意図的に外した経緯がないので、どこかでベルトが緩んで、知らぬ間に外れて登山道に落ちたものと推測したが、戻って探しにいく元気はなかった。後ろから、ツアー一行のおばさまたちが来たので、どこかに落ちていなかったか尋ねてみた。独りのおばさまが、「雪倉岳避難小屋の前に落ちていたわ」と知らせてくれた。内心「拾ってきてくれたらかったのに。」と思ったが、よく考えてみたら、山で落としものに出会ったら、落とし主がどちら方面に向かったかも分からんので現金とか(高価なもの)を除き、その場所に目立つように置いておくのが妥当な行動原理と理解した。7年使い古した腕時計は、高価なものに属せず、落とし主以外は価値がないので、後者の選択が妥当なのだろうが、それでもまだ動いているので(予備的に)いい拾い物をしたと持ち去るものもいないとは限らない。戻って取ってくるのが筋だろうが、仲間もおり、二日後にまたこのルートをたどるので、時計のことは、そろそろ更新時期かとも思っていたので半分あきらめ、その日は、山を降りた。

二日後、同じ道を辿り、ひとり朝日岳に向かって、例の雪倉岳避難小屋に行き着き、小屋の前を丹念に探したら、「やっぱり」なかった。人の善意にいささかの疑念をいだいた。

あきらめて、一応小屋の扉をあけて、小屋内部も探したが、なかったので、あきらめて小屋からでようとしたとき、おお、何と小屋入り口の道具掛に、オイラのプロトレックが丁寧に掛けられていました。

時計を2日ぶりに左腕に締め付け、思わず頬づりした。あわせて、手の平を返したように、「山行くものの善意に、いっぺんの疑念を抱かぬように、生きていこう」と、胸に言い聞かせた。









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大好きな、山あいのプール

2019-08-03 10:08:47 | 日記
白石駅まで約40分片道760円。蔵王のふもと小原温泉のスパッシュランドしろいしまで平日9:50発無料送迎バスに乗ること約20分。全施設(プール、バーデンゾーン、岩風呂)利用券1440円を購入、帰りの送迎バス時刻13:00までの間、塩素臭のない山の水からなる温水50mプールを気ままに500m~1000mクロールし、冷えてきた体をバーデンゾーンの各種風呂で温め、ふたたび泳いだら、小原温泉のお湯を流した岩風呂で瞑想し、風呂の出口にある自販機でビールを購入し、休憩施設の畳でバスを待つ。僅か、2時間30分たらずの時間なのだが、心地よい疲労をもたらし、盛夏も厳冬季もなく週一は通いたい、取って置きのいこいの施設。7年ぶりの訪問、公共施設なるも、つぶれないでいてくれて、ありがとう。





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