世間はお盆休みということだが、こちらは「サンデー毎日」、年中無職の生活が始まっている。この8月から、年金も満額いただくことになって、細々ではあるが、花の年金暮らしがマトモにスタートする。無職とはいっても、報酬をいただく職には就かないということであり、好きな「道」を一途に進んで、何らか「肩書」を名前の前に付したいとは思っている。
例えば、山が好きで、旅が好きで、自然写真が好きであるから「登山家」、「旅行家」、「写真家」とでも自称したいが、辞書の「家」は、「ひとつの事柄にすぐれているヒト」をいうのであり、ちょっとこの肩書は身の程知らずなのであるから、先日TVで登山家田部井淳子さんの夫君の肩書が「登山愛好家」だったのにあやかってオイラもこの肩書をいただこうと思う。「登山を愛することにすぐれているヒト」なら、内心の問題であり、たとえ技術・体力・実績が低レベルだって、「ヒトにもまして好きなんだ」と思っていれば、堂々とこの肩書を使っていいように思える。「登山愛好家」、「旅行愛好家」、「自然写真愛好家」なんておかしくない。
これに、年金だけであちこち○○する愛好家という道を進んでいきたいので「年金〇〇愛好家」ということにしようか。「自由になる月10万円程度の年金でいかに山、旅、自然を愛し続けていけるのか」というテーゼのもと、その道を究めていきたいな。
まずは、「年金登山愛好家」の道。その条件として、例えば、
① 単独であること
② テント、無人・素泊まり山小屋泊を基本とすること
③ 食事は、自炊であること
④ 酒はいい加減にとどめること(曖昧)見返りに夜の星や月をめでること
⑤ 移動手段として、徒歩、輪行、高速バス、LCC、JR等鉄道お得な切符を大いに活用すること
⑥ 人ごみを回避すること
⑦ ひとつの山域に長居すること
⑧ かといっても、温泉めぐり、移動中・テン場での読書・音楽鑑賞と心豊かな時間を過ごし、精神的貧者に
ならぬよう努めること
などが、考えられるが、研究課題としよう。とりあえず、これら条件を実践し、ひと月ごとの山行ごとにその収支をチェツクしてみよう。
まずは、8月盆明けから、朝日連峰山小屋泊撮影行、飯豊連峰テント泊縦走、北アルプス笠から乗鞍を経て御嶽慰霊お月見登山まで。行ってこられるか。
なお、高齢者のソロとあって、いずれ「山行かば草生す屍」という絵も想像できるのであるから、ここはケチらず年間5000円相当の「JRO×ココヘリ」の山岳保険にはしっかり加入した。薄れゆく意識の奥に捜索ヘリの音を、いつかは聞くのかもしれない。
https://www.sangakujro.com/cocoheli/
高校野球の合間に、セミ君たちの撮影に。ツクツクホウシとヒグラシは、なかなかお目にかかれません。
ホウシゼミか
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アブラゼミ
ミンミンゼミ
桜の木の抜け殻たち