言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

ほとけ展 案内2 

2018年09月20日 | 日記
 今日は午前中は‘地名と歴史サークル’でした。栗で忙しい方もおられて11名の参加でした。8月はお盆で休み月にしたので久しぶりでした。今日のテーマは⓵円蔵石と高塚さん(私からの話題提供)⓶フーリートーク(お盆のこと)でした。
 前座として私から山江のことを喋っています。今日は円蔵石と高塚さんのことをお喋りしました。お盆のことは各地区や我が家での習わしを話してもらいました。「盆だご」(お饅頭のこと)のことがでました。‘迎えだご’、‘送りだご’のことです。貧しかった時代のことです、米のクズ米を粉にしての団子づくりのことなど今では見られなくなった風習のことが懐かしそうにしながら話題に上がりました。今日出た話題を記録にして何らかの形で後に伝えたいと思っています。

        
    
 ほとけ展の内容紹介を。合戦ケ峰観音堂のことです。よくわからないお堂です。33観音巡りの一つなので今日から秋の開帳で忙しく
なっているようです。このお堂に尾寄崎の奥地:横谷から‘十一面観音像’が移されています。写真の棟札といっしょにです。今日は時間があったのでこの棟札に書かれている文字を読み取りました。2枚とも裏表にびっしりと字が書かれています。左の棟札には「奉造立十一面観音堂一宇・・・」とあって願主、大工さんの名前までは読み取れました。裏面に造立年が書かれてあるのでしょうが、薄くなっていて読み取れませんでした。
 右のは「奉再興̻□尊幷薬師如来・・・」そして、梵字の後に「當供養安永二年・・・」と書かれているので1772年だということがわかります。また、「古記曰慶安元戌十一月・・・」とあるのです。慶安元年は1648年です。???
 ‘再興’・・・‘安永二年’・・・‘古記曰’・・・‘慶安元年’の意がわからずじまいでした。これまた、いろんな人に読んでもらって確かめたいと思っています。来られたときには読んでもらってぜひ、ご意見ください。仏さまばかりではなく、謎解き棟札もありますので観ていってください。

 今日は雨でした。彼岸の入りなのにちょっと残念でした。

 今日の天気(

ほとけ展 案内1

2018年09月19日 | 日記
 昨日の人吉新聞にほとけ展のことが記事にされていました。今日はwadaくんが休みだったので‘よっこらしょ!’と思って、資料館に出かけました。今日は5名の来館者がありました。村内の方、2名、別府の方とはいろいろとご意見もいただきました。耳は痛かったですが有難いご意見でした。
 masudaくんには電話をして来てもらいました。古文書が読める彼に分らないところを確認してもらいました。岩ヶ野堂の十二神将の墨書は「西住(ヵ)□」を「西伊右衛門」ではと、読みました。空月院の灌仏盤(たらい)の底に書かれている墨書も「慶応二年申年 四月廿日」と読みました。慶応二年は申年ではないのですが、‘申’とははっきり見えるのです。???  これからもいろんな人に読んでもらって再確認していきたいと思っています。

    
   
 今日の写真は「辻堂の地蔵菩薩立像(中央)、童子形立像(左)、十王像(右)」です。3躰とも今年の4月に村指定文化財になりました。造立年代ははっきりしていませんが‘室町’と云われています。500年ほど経っている仏像です、こんな仏さまが小さなお堂の中にポツンと坐っておられるのです。ただ、坐っておられる環境はあまりよくありません。どうにかしたいと思いながら・・・今のところ、お手上げ状態です。どうにかしたい、という思いを実行に移したいものです。

 今日の天気(
 

 

秋の気配に

2018年09月18日 | 日記
      
 
 朝夕はすっかりの秋です。彼岸花もこの暑い夏だったのに忘れずに咲き始めています。しかし、昼間はまだ‘残暑’です。今日も30℃を超えました。寒暖の差が激しいので体調も崩しやすいです、ご用心です。

 今日は資料館に出かけました。‘ほとけ展’もまだ新聞記事になっていないので、まだまだヒマです。・・・人吉新聞には今日、紹介されました。これからでしょう。今日は3時過ぎに人吉から老夫婦さんが来られました。ゆっくりと見て帰られました。ゆったりとした時間で見ることができるので、そういう面は田舎の博物館はいいと思います。他人を気にすることはなしで済みます。ちょっとだけお喋りもしました。この喋りは私の大好きなことです。たぶん、始めてこられたのか、いろいろと展示物があったのでビックリして帰られました。

 資料館の男子トイレ(小)がずっと前に壊れました。ようやく修理をしてもらいました。ビックリしたことは便利なものはたいへんだということです。人に反応して水が自動的に流れるセンサー付きでした。そのセンサーが壊れたのです。水がまったく流れません。センサー部分だけ交換すれば!と思っていましたが、便器ごと交換です。20年ほど前に作られた施設です、そのような便器はない、むろん部品(センサー)もないのだそうです。したがって新しいものに。製造会社のぼったくり!と思いました。やはり、モノはsimple is best!です。へんに便利なものはかえって不便でお金がかかります。押せばジャー式がいちばんいいと思います。

 今日の天気(
 

思うこと

2018年09月17日 | 教育
      
  
 ハラスメントとは、‘嫌がらせ、いじめ’などの意味があるようです。定義は‘他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えること’を指すとあります。ネットで見たら、35種類。セクハラ、パワハラは私も聞きなれた言葉でしたが、セカンドハラスメント、ジェンダーハラスメント、アカデミックハラスメント・・・と聞きなれないものがほとんどでした。
 法的なことをいうと(私も詳しくないのですが)きちんとした法的な整備はこれからで、まだ、たとえば男女雇用機会均等法で措置されているくらいだと認識しています。(判例はわかりません)したがって、まだ道義的な問題でいろいろとあっていて法的なことはこれから(でも難しい)ではないのでしょうか。
 
 なぜ、今日はこのことを取り上げたかというと、スポーツ界において問題噴出しているからです。このことの原因(?)はマスコミ。アメフト→体操→重量挙げ・・・途中にまだあったかもしれません。過去にもあったような気がします。この次は〇〇協会なはずです。
 日本のスポーツ界は・・・かつて、ひょっとすると今も・・・そのような体質であったはずです。今&これからは‘暴力による指導’はありえないことです。気になることは、何時まで遡ってこのことを話題にするの?ということです。遡ることは結構なことです、でもキリがないことです。昨今は協会内の勢力争いからマスコミ報道になっているような気がするのですが。
 
 今はスポーツ界も教育界もそのような指導はあり得ないと反省し、正常な指導があっているはずです。もし、これからそのような指導があったとすれば厳重な処罰が必須だと思います。教育界の部活動指導ではなおさらのことです。しかし、まだ世の中の流れを理解していない先生がいることも確かなようです。(ご用心です)まず。その担当先生に任せっきりではなく、管理職or第三者の先生が見ていくべきです。先ずは内部で自己確認をしていくことをお勧めします。

 この問題の噴出は、成長しすぎてしまった日本という国のせいかもしれません。個人第一主義です、したがってしゃかりきになるな!学校の先生たちです、たぶん、そのうちに学力のことも先生たちの力には頼らない社会が来るはずです。いや、もう、高校や中学までは来ているのかもしれませんよ。‘学力’は塾任せなのですから。ギョ!ギョ!ギョ!です。

 今日の天気(

 

わからないことを

2018年09月16日 | 歴史探偵
     
         水無出口の二つの碑です。道向かいの左の山に肥後トンネル人吉側入り口があります。 


 歴史探偵ごっこをしていると、わからないこと(不明なこと)がノートに溜まるだけです。今日はその解決に2つのことを追っかけてみました。
 一つめ、(ちょっと前に述べたことです)高畠藍渓のこと。東間小学校にある「至誠」の書を書かれた方です。この方のことを調べているときに万江・水無の石碑の字を書かれたことを知りました。(いま、そのことが何で知り得たのかがわからなくなっています、認知のはじまりのようです)、それを確かめに行きました。水無集落には石碑はなく、近くの水無出口に石碑は建っていました。「道路改修記念」と「バス開通記念碑」の2基が並んで建っていました。‘道路改修’の方が古いようでした。ところが陽が当たっていなくて解読が難しかったです。石碑は古くなると苔むしたりして字の判読が難しくなります。陽の加減で見えたり見えにくかったりです。今日の時間帯は最悪でした。カメラで撮りましたがそれでもよくわかりませんでした。たぶんこれだろう?また、後日、確かめに行きます。でも‘藍渓’と書いてあるかが問題ではあります。
 
 もう一つは、ほとけ展に出品してある西福寺の「涅槃図」です。平川冬嶺さんが書いたといわれている涅槃図です。西福寺涅槃図には署名はありません。冬嶺さんのこともよくわからなかったので人吉の図書館で調べてきました。相良村出身、錦西小で教師をして30歳ころから東京美術学校で学ばれた方です。1865~1948・・・戦後すぐに亡くなられた方です。他のお寺にも涅槃図が残されています。署名入りです。専門ではありませんが見比べてみる必要はあると思います。

 今日はこの二つのことで一日が終わりました。古希を前にまだ若輩ぶりで苦闘しています。

 今日の天気(

求麻郷土研究会に

2018年09月15日 | 歴史探偵
        
 
 今日は、久しぶりに求麻郷土研究会の例会に参加してきました。毎月、例会をされていて、そのほとんどが現地研修会です。私は会員としては登録しないで時おり参加させてもらっています。(ずるい奴です)
 
 今日、参加したのは相良村の石坂鍋野古墳を琉球大学考古学研究室で調査されています。その様子を見せてもらおうという計画がなされたのです。しかし、約1時間程度で見学は終わるので、その後に山田・別府地区を廻りたいということで案内役を頼まれたのです。
 写真は発掘の様子です。大学の先生と学生さんたち10名近くで作業しておられました。古墳を発掘というよりもその回りの溝をトレンチ掘りしておられました。溝を確認すると古墳の大きさもわかるのだそうです。6世紀中期から後期ころの古墳のようです。この暑い中での作業、たいへんそうでした。

 その後、焼酎墓、上別府観音堂、祇園堂、別府の公民館、円蔵山(高塚さん)を案内しました。昼前には終わりました。祇園堂には昨日、電話しておきました。(わあ、来なっとなら、掃除しとかんば)という返事が返ってきました。お堂にいったら‘天草晩かん’が置手紙といっしょに置いてありました。(よかったら、食べて下さい)・・・すごいですね、何時に来るかわからないので掃除されて接待までされていました。
 別府の公民館は古い建物です。昭和14年ころ?熊本の遊郭を解体して移築されたのだそうです。(詳しくは聞いていないので聞き取りが必要だと今日感じました)、円蔵山は石切り場~人吉城の石垣、石橋はここの石材を使用~、頂上付近には‘高塚さん’・・・「延寿坊」と書かれた石塔があり、修験者のお墓という伝えあり、頭痛など頭に御利益があるといわれているところです。
 
 昼まででしたが15名ほどで歴史散策をしました、まだ昼間は暑かったです。

 今日の天気(

ほとけ展2018

2018年09月14日 | 日記
     
 
 今日から「やまえのほとけ展2018」をはじめました。
 朝から高寺院住職に来てもらって“閉眼供養”をしてもらいました。いつも好意ではじめと終わりには供養を行ってもらっています。住職も協力の熱さでお経も30分くらいかかりました。多くの仏さまはいつもは静かに座っておられます、住職にお経をあげてもらって喜ばれたことと思いました。
 
 今日から11月25日までです。長い期間の展示になります。今回は、去年よりも多くの方に拝観してもらおうと思って→‘情報を拡散’してみようと思っています。まずは、マスコミの方にお願いです。さっそく人吉新聞の取材がありました。‘拡散’なので、こちらからも打って出ようと思っています。まずは、このブログから。
 やまえのほとけ展2018
  9月14日(金)~11月25日(日)
   時間は10:00~17:00(月曜日は休館です)
   入館料 200円(高校生以下は無料)
   展示にあたってイベントをします。
    ・ギャラリートークをします。ただし村民の方に限るとしました。10/4(19:00~20:00)、10/6(13:30~14:30)
    ・講演会1  「山江村の寺院と仏像~南北朝・室町・江戸時代編~
              石原 浩さん(八代市立博物館未来の森ミュージアム) 
              10月27日(土) 14:00~15:30 山江村農村環境改善センター
    ・講演会2  「仏師 慧麟の仏像」
              中西 真美子さん(崇城大学図書館、熊本県文化財保護審議会委員)
              11月3日(土)  14:00~15:30 山江村農村環境改善センター
    ・子ども文化財探検隊
              11月10日(土) 山江村内の小学4年生~6年生対象

 村立の施設なのでイベントの2つは村民の方が対象ですが、見に来られるのと講演会はOPENにしていますのでぜひどーぞ!

 田舎の小さな博物館ができうる限りのことをしています。ふるさと納税でお返しを求めるのもけっこうですが、資料館では‘こころ癒し’ができます。‘功徳’も得られます。ぜひ、お越しください。また、情報の拡散にもご協力ください。井戸端会議や世間話から、そしてSNSまで‘拡散’してください。
 私もこのブログでしょっちゅう情報拡散させてください。

 今日の天気(
 

ほとけ展 予告編最終版

2018年09月13日 | 日記
 いよいよ‘ほとけ展’も明日からになったので、今日はあわただしく仏さまに鎮座してもらいました。
 こんど新しく作ってもらった展示ケースに、薬師如来セット(薬師、日光・月光、十二神将)~岩ヶ野堂と寺下堂のものが隣同士で並んでいます。自分で見ていて圧巻を感じました。また自分で云うのも変ですが、ぜひ、拝観してほしいです、照明もLEDになって仏さまにも優しい光になっています。ご一見を。

         

 写真は企画展示室入り口近くに坐ってもらった下城子観音堂の‘阿弥陀如来立像’です。お堂の中でいつもは一人でおられますが今日からたくさんの仏さんといっしょです。どんと他の仏さまを見つめておられるようです。

 昼からは最後に高寺院にいって‘勢至菩薩立像’と誕生仏を借りてきました。‘勢至菩薩’は県指定の重要文化財です。承久2年(1220)に作られた古い仏像です。県指定なので所定の場所から移動するときは県に書類提出が必要です。ちょっとその手続きの面倒さにイラッときたので抗議しようと思っています。~あまりにも役所仕事をし過ぎているのです~

 とにかくどうにか間に合わせることができました。いつもギリギリなのには反省していますが。
 明日は朝から高寺院さんに来てもらってお経をあげてもらいます。約2か月の長丁場の企画展です。多くの人に拝観してもらうことを期待しています。

 今日の天気(→一時)

 

ほとけ展 予告編3

2018年09月12日 | 日記
                    寺下薬師堂  左右の脇侍は運び出した後です   
 
 今日も仏さまを借りに出かけました。金曜日スタートなのに何とものんびりした資料館スタッフです。
 準備が遅いというのもあったのですが、今年度予算で展示ケースを作ってもらいました。特注です。午前中、電気工事が終わって夕方に竣工検査、ようやく使われるようになったのです。仏像の運び入れもなかなかできなかったというのが、逃げのいい訳です。

 午前中に寺下薬師堂の仏さま15躰を借りてきました。薬師如来坐像です。造立年代ははっきりわかっていなくて室町時代とされています。補修や彩色などは江戸時代と明治にも行われています。この記録は仏像の後ろに書かれてあるのです。
 脇侍の‘日光、月光’は(私には)はっきりわかりません、今度、専門家に尋ねてみます。その両隣に十二神将がおられます。今回は岩ヶ野堂の薬師如来像軍団(?)と隣同士に並んでもらいます。岩ヶ野薬師は立像、寺下薬師は坐像です。十二神将も少し雰囲気が違います、ぜひ、見比べてみて下さい。見るときのポイントになると思います。

 昼からは下城子阿弥陀堂の阿弥陀如来像を借りてきました。1mほどの大きな仏さまです。今回の展示ではいちばん大きな仏さまです。平安末期作と云われていますのでいちばん古い仏さまでもあります。

 明日は準備最終日、仏さまにきちんと並んでもらいます。

 今日の天気(一時・・・今日は予報とは違った天気になりました、秋の天気とおんな心なのかもしれません)
 

デマ

2018年09月11日 | 日記
     
   
 今回の北海道での地震後にも‘デマ情報’が出まわった:拡散したのだそうです。‘自衛隊から’、‘NTTから’という出まかせの情報だったようです。いまや情報化社会真っただ中です。
 宝永地震のころはどこで何が起こっているのか分からず、人々には地震に対する知識もなくたいへん不安だったと思います。ところが現代は電気さえあってテレビを見ていたら2,3分後には‘どこで、どんな規模の’まで分かるような世の中になっています。
 
 ところがそんなときに情報を操っている馬鹿者がいるのです。そんなことをして面白がっているのかわかりませんが、たいへん迷惑なことです。熊本のときは動物園からライオンが逃げ出した!といった人は捕まったのでしょうか。今回も犯罪なので突きとめて何らかの罰を与えるべきです。法律もちゃんと整備すべきです。

 私どももこの高度情報化社会を生き抜くためには賢くならなければならないと思います。
 1 発信元を確かめる。やはり自治体や企業など公的機関の情報と個人のSNSを区別できる力。(情報を的確に見抜ける力)
 2 誰でも情報発信者になれる時代です、個々の情報モラルの確立。
 こんなことをいろんな場で訴えていく必要があります。自動車運転免許みたいに免許制度が必要な機器なはずです。「スマホ操作免許」なるものが必要なのかもしれません。
 北海道警察も少し落ち着いたら、情報発信源を探し出して何人かは処罰すべきです。拡散した人も何分の1かの罪を与えるべきです。ぜったいに国民の心にクギはさしておいた方がいいと思いますよ。

 今日の天気(