しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

当方、空き室あり

2010年03月14日 22時09分00秒 | インポート
昨夜、悪い子が旅立ちました。

母子家庭でありながら、大学院まで進学する普通の子(弟)のことを悪い子は「長すぎる助走」と言っていました。
男子たる者、先んじて家計を助ける志を持つべし・・・と。
その、普通の子も今春卒業、就職、24歳。

悪い子、意を決して、やっとくちこ家を巣立つ、27歳。
確かに、悪い子は何処で働いていても仕送りを欠かさなかったし、家に戻ってからはくちこ家の経済を支え続けたけれど・・・
百年一日の如く、母親の元で、ただ母親を支えるだけの安穏のしたぬるま湯に彼は浸かっていた。
くちこは・・・
悪い子こそが、「長すぎる助走」だったと思う。

もちろん、くちこも我が子が一人手許に残ったことに安堵し、一緒にそのぬるま湯に都合良く浸かっていたのだけれど。

人生は、同時に二通り試せない。
どう生きれば良かったなど、
誰にも解らない。
悪い子の人生も然り。

今回の上京。
その結果は、甚だ不安だけれど、
彼の背中を押した弟の行動を天命だと思ってみよう。

先日、普通の子と深夜、台湾から帰宅。
そのまま彼は就職先へレポートを作成、送信して、
翌日、自転車で四国一周に旅だった。
九日間で、ほぼ一周して帰宅。
翌日は、45キロ先のくちこ家のお墓参りに、自転車で・・・

そうやって、彼は彼なりの方法で学生生活にピリオドを打ち、
これからは、希にしか帰らない自室を片付けて、くちこ家を旅立ちました。
良い子は、在学先から4年前に東京へ就職。

昨夜、子供達がいなくなった三部屋を見て回りました。
築15年。
子供達との歴史。

絶対に泣かないことにしている。
一滴の涙から
くちこが壊れたらいけないから。

さて、東京在住の皆様。
新宿区の良い子、
江東区の悪い子、
江戸川区の普通の子、
をよしなに!
くちこは、彼等を、社会に託します。

末筆ながら、
普通の子の自転車で四国一周にあたり、
四国の皆々様には大変お世話になりました!

パンクした自転車を軽トラに積んで、いろんな自転車やさんを回ってくれたもみじマークのおじいちゃん、
何十キロもどうもありがとうごさいました。

カルテに何故か「四国一周」と書いた皮膚科の先生、
お寺の皆様、釣り人の皆様、行きずりの皆様、
くちこの普通の子に良くしていただき、謹んでここに御礼申し上げます。

cafe友の皆様、
くちこも新しく出発します*(ウインク)*
コメント
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