しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

別居や否や

2013年03月09日 11時24分11秒 | サメ家のこと

この「怒」、努々忘れるべからず!

此処に記して礎とすべし!

 

水曜日、勤務中、くちこは体調不良に

胃痛、腹痛、下痢、発熱。

以前の苦い経験(受診もせずに強引に帰宅して激烈悪化)を踏まえ、

素直に自ら、診療部長にcall。(彼の専門は消化器)

超多忙なことは百も承知でしたが、医師を選ぶタイプのくちこです(^_^;)

快諾。

診察→点滴→診察→処方・・・

実家に帰省中の夫に帰還命令を。

「診察が終わったら、こちらから連絡する」と。

 

診察中にメール音。

ああ、うっかりマナーにしていなかったくちこです(T_T)

「どうぞ」とにっこりと、部長・・・

今、この瞬間に命の瀬戸際にいる人を預かっているかもしれないのに。

「いえ、大丈夫です。」

今度は、着信音

「どうぞ、出てください」とまたにこやかに。

恐縮して廊下にて・・・

「今、スーパーなんだけど、何が食べたい?」

「今、診察中だから!」

「で、なにが良い?」

喧嘩する暇も気力もないくちこは、

「プリン」と一言。

これを「怒1」とします。

 

点滴中には同僚や仕事関係の人が心配して見舞いに。

処方箋は、薬剤部主任が、

「僕が作って、持ってきてあげるよ」と。

温かい気持ちになるくちこ

 

 

さて、迎えを頼もうと電話をすると出ない!

メールも応答無し!

正面玄関の外でうずくまって待ち続けました。

10分位でしたが。

着信に気付かなかったとのこと。

予告していたのに!

これを「怒2」とします!

 

帰宅後、予想以上に悪化。

青息吐息のくちこに耳を疑う一言。

「お腹空いたんだけど」

ちなみに我が家は、食べ物に溢れています。

「どうそご自由に」byくちこ。

これを「怒3」とします。

 

「どうして、お風呂に入らないの?」

「倒れそうだから」

「怒4」

 

夜八時に、葛湯を自分で作り、薬を飲んで、二階の寝室へ。

胃痛、腹痛に悩まされつつも薬の為か、うとうと・・・

が、階下の物音がうるさい!

再三再四、再五、再六、再七、再八・・・

ビクンと神経を逆撫でされるように覚醒を繰り返す・・・

「怒5」

 

午前、一時半過ぎ・・・

玄関から外に出るチャイム音。

何?

何故?

と今度は、

振動と共にドリル音!

断続的に・・・・

くちこ、病身ながらも切れました

「怒6」

 

二階に上がって約6時間。

一人で下痢嘔吐と闘っていたくちこです。

ついには二階トイレの中で蓋カバーの上に顔を置いて休んでいたほどです。

そのうち体が痺れて、廊下で一人伸びていました。

気は確かでしたが、そのまま転がっていました。

その内、夫が気付くだろう・・・と。

で、自分でベッドに戻りましたけれどね。

 

とにかく、切れたくちこは、よろよろと階下に文句を言いに行きました。

夫は・・・・・・・

白菜でジュースを作っていました。

毎朝、朝食に野菜と果物とヨーグルトのジュースを作っている夫ですが、

カンの良い?くちこは、明朝のジュースは飲めないと伝えておいたのに、

「自分が飲むから」と。

車庫にある山のような白菜が傷むのが心配だったのでしょう・・・

「怒7」これは、「巨大」です。

「そこになおれーーーーーーー」

 

6時間放置の妻は?と聞くと、

大丈夫だと思っていたそうで・・・・・

くちこなりに言葉を尽くして説教いたしましたが、

理解できたか、心に正しく響いたかは甚だ疑問です。

 

その後、更に悪化したくちこは、

入院も視野に入れました。

そして、その準備は決して夫に任してはならじ!

よろよろと準備して玄関に鞄を置き、

再度、夫爆睡中の寝室へ。

 

翌朝、

病身で睡眠不足、やっと眠っているくちこに、

ウルトラ級に胃腸の弱っているくちこの枕元に、

初めて、夫が朝食を持ってきました。

お盆に並んでいるのは、

超ジャンボなブドウパン。

トースターで丸ごと焼いて焦げたらしく上がむしられている。

元気でも、これ一個全部は厳しい位のサイズですが、

他にもチーズパンが丸ごと焼いてありました。

りんご6切れ、プリン、ココアのクッキー、

400ml位の紅茶。

罪滅ぼしをした気満々の夫です。

で、一言。

「ラジオ体操はしないの?」

もうこれは・・・・・・

「怒」とは違います・・・・・・・・

 

病身で有りながら、本来聡明な???くちこは、

色々と考察しました。

 

彼は、

有り難い夫なのか?

迷惑な夫なのか?

 

帰還命令など出さずに一人で療養した方が、

ストレスも無く幸せだったのではないか?

 

実際に一人だったら、

心細かったり、寂しかったりして、

今以上に辛かったのだろうか?

 

人生は同時に二通り試せない。

この天秤、しばし深く考察することになりそうです。

 

確かに、洗濯も風呂掃除も洗い物も済ませてありました。

※通常の彼の仕事です。

が、これは、全て、くちこの教育の賜。

※元々は、何もしなかった人です。

 

後どれだけの教育が必要なのか?

否、どれだけの譲歩が必要なのか?

 

ただ、自己都合で彼を「くちこの夫」から退座させるのは、

人の道に反すること、百も承知のくちこです。

百万回迷って結論を出した再婚です。

返品はいたしませんし、頑張って連れ添いますが、

くちこ怒りの記録を此処に残しておくことにしました。

 

ここからは付録です。

フィンランドの手機織りコートを買った時に、

同じ染料で手染めされた「こより」のようなクラフトを貰って、

アレンジの作り方まで習ったのですが、

器用なくちこ!は、すぐに飽きてしまい、

夫がドラえもんのような手で作った、フィンランド製フラワークラフトです。

夫の名誉回復の為に・・・・

 

Dsc03246

コメント (64)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする