テレビをつけたら、
辻井伸行くんが、
トルコ行進曲を弾いていました。
彼のピアノは独特で、
とてもピュアな音のシャワーを浴びるようなイメージ。
の彼が、
妙に手垢のついた曲を弾くな。
らしくない・・・
「子供の頃、大好きだった曲」だと。
ふーむ。
そう言えば、くちこもだ。
クシコスポスト、トルコ行進曲、乙女の祈り・・・
よく弾いたな。
懐かしい。
ほう・・・
彼とくちこは同じなのか。
お彼岸なので、おはぎ作りの下準備を。
それは母を思い出す作業。
で、今日のくちこの頭の中は母が滞在中。
だからかな？
「エリーゼのために」を思い出しました。
未だに、この曲の良さを理解できないくちこですが、
多分今でも暗譜していると思います。
子供の頃、母から
「弾いて」とよく言われていた曲だから。
母のリクエストは、生涯この一曲。
母を喜ばすための曲。
母は義母に虐められて育ち、
中学校卒業後はすぐに紡績工場へ女工として集団就職。
十分な食事も愛情も貰えなかった生い立ちを背負って、
くちこの母になった人です。
ピアノの形をしたオルゴールを一つ持っていて、
その曲が「エリーゼのために」
母にとって唯一のクラシックだったのかも。
そんなことを思い出しながら、
彼のピアノを聞いていました。
彼と彼の母。
くちことくちこの母。
才能と偉大さは大きく違っても、
意外と共通点が多いな。
くちこも、おもちゃのグランドピアノがスタートだったし。
はい、１歳でした(^_^)v
未熟児で病弱。
内気で、発達の遅い子でした。
外に出してもすぐに帰ってきてしまう・・・
何も欲しがらない、ぼんやりした子供でした。
いつの間にか、
居間には、父手製のブランコが、
くちこの部屋には、ピアノとすべり台が並んでいました。
ブランコ中のくちこ。
すべり台中のくちこ。
ピアノを弾くくちこ。
写真はみんな家の中。
なんと、ピンクのビニールプールに入ってにっこり笑うくちこも家の中！
一人が好きな、一人っ子のくちこ。
両親はどんな気持ちだったのか・・・・
もしも、
かよわいくちこを危惧していたとしたら、
余計な心配だった、な。
５０年後、
こんなに無敵なオバサンに成長？すると知っていたら、な。
辻井伸行くんのピアノから、
両親を想うに至ったくちこでした。
PS.
ブロ友のために自分のバックナンバーを見ていたら、
2010.7.4に、「くちことピアノ」って日記がありました。
そうだった、くちこって、そうだったんだった・・・
ま、そういうことです。
↑５０歳でちゃっかり再婚した写真です(*^_^*)
お美しくてイケテますね！
とても５０歳のお嫁さんには見えないです。（笑）
初々しさが残っているのが、さらに良かったです。（笑）
おもちゃのグランドピアノと父手製のブランコですか！
ご両親に愛されて育ったんですね！
十分お幸せな子供時代を過ごされたんですね。
＞母は義母に虐められて育ち、
中学校卒業後はすぐに紡績工場へ女工として集団就職。
お母様は大変な人生を送られたようですね。
＞ピアノの形をしたオルゴールを一つ持っていて、
その曲が「エリーゼのために」
お母様のたった一つの夢が凝縮されているように思いました。
くちこさんが、たびたび触れられるお母様への思い
私も思うところは同じです
今、お墓参りから帰ったところです
子供達の将来は、私も同じ様に思っています＼(^o^)／
ピアノとの出逢いも…私は幼稚園教諭と保母の資格が貰える短大で、スゴく厳しくピアノのレッスンがあり、今は全くピアノに向かう気にもならなくて(￣^￣)ゞ
全く楽しく無かったピアノの授業が思い出されて(哀)
でもね、短大に入る前に出会ったピアノの先生は素敵な方でした♪♪
長男も、男の子は仕事でストレス抱えるから癒せるピアノになると良いとの考えの先生に出会え、小5(遅く始めた)から高校入学まで習っていて、その後は自分で弾き続けていますよ(＾ー^)ノ
この曲を弾けるようになったらピアノは一人前とか言うんでしたか？
妹が娘に教えている時にそんな事を云ってたように記憶します。
いまから、愉しみにしています。
「テレーゼのために」は、超、有名ですね。
「乙女の祈り」なんか、結婚式のイメージ・・・。
音楽は理屈ではなく、いかにイメージが沸くか大事で
身体で感じれたら最高です。
和太鼓もそうだと思います。
そう言えば、目覚まし時計の曲は「トロイメライ」でした。
もう一回寝たくなるような・・・
拡大？？？？？？？？？？？？？
もちろん、さらにぼやけて見えるんですよね！
ショックのあまりに・・・・・
晩年、認知症の母を恨むように過ごした罪の意識と、
交錯しています。
みんな母親って基本の想いは同じなのかな？
ピアノ、確かに職業に向けて習うのは厳しいでしょうね。
くちこも純粋に音大を目指すレッスンに反感を持ってやめてしまいましたから。