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Event Vol.02

2010-06-07 02:00:56 | アマゴに片想い


サカナは釣られただけでは死なないのです。

・・・と言う事をここでは立証出来ます。

毎日恐ろしい程の釣り人が入渓し、何度も釣られた痕跡が残るアマゴやイワナは
健気に流れの中で驚く程の密度で棲息しているのですから。

そこで・・・釣れてくれた後の処理が問われます。

乾いた手で握ったり、乾いた土手に寝そべらせたりは絶対に厳禁です。

苦しがって暴れるだけですから必ず口からエラに流水が通り呼吸が出来る水辺で
落ち着かせてから暫しのお別れの儀式を愉しみたいものです。

出来れば速やかにリリースしてあげた方が良いのですが落ち着かせてからでしたら
モデルとして撮影を快諾してくれる筈です。無理やりはやっぱりダメですが・・・



全てはお互い合意の上で・・・結ばれるのです。



サカナへの愛情は扱い方で「アッ、この人は優しい釣り人だぁ・・・」と、以心伝心するものです。



しかし、白昼堂々青空の下でこれだけの渓魚と戯れる事が身近に味わえるここは
間違い無く釣り天国でしょう。

さて、本題に移りましょう。

お昼前にはC&Rエリアを離れ石徹白本流のお気に入りのポイントへ移動です。

マッハ号横付けで流れの中を覗き込むと・な・な・何と尺を大幅に上回るアマゴが数尾居て
不定期ライズ中ではありませんか・・・

イタリアおやじは完全に釘付け状態。

さて、如何やって攻略するか・・・

その前に集中した午前中の行為の疲れが押し寄せて来ましたので早速ランチを済ませ

(誰も来ない事を願って)オ・ヒ・ル・ネ・タ・イ・ム

高原のフレッシュエアーを浴びながら数時間経過・・・

目覚めると上流側から活かし舟をぶら提げた二人組のキャッチ派ルアーマンが
徐々に釣り下って来てヒヤヒヤ・・・

でも、幸い直前で引き返して行かれましたので・・・「ホッ」です。

ポイントは守られたままでした。

午後3時を回り、そろそろメインイベントを始めますか。

これは石徹白の釣りの神様からのご褒美に違い無い。

年券を買って奉納も済ませた事だし、きっと・・・そうでしょう。

支度を済ませた矢先。

思わぬ事態に・・・

何と、石徹白漁協さんの放流魚を積んだ車がやって来て・・・

私は「アユの放流?」と、尋ねると・・・

「大量のアマゴとイワナでボーナス放流」との事で

目前にドバドバッと数百尾が放たれ水面は大騒ぎ。

アラアラ、先程迄定位していた大型アマゴ達は何処かへスッ飛んで行ってしまいました。

少し時間が経つと流れに馴染んだアマゴ達は挑発的なライズを繰り返し
これはフライフィッシャーからするとニンジンをぶら提げ走らされる馬と同じ
辛抱なんか出来ません。

突然のお相手の交代ですが仕方無いので目前の放流魚をお相手に我を忘れてやりたい放題。

こうなると理性なんかは何処へやら・・・本能の釣りです。

時間当り30~40尾平均で掛けまくり暗くなる迄のチャレンジングな釣りに没頭してしまいました。

100尾は軽くオーバーした感じで肩は痛いのを通り過ぎ麻痺してしまったのは言う迄も有りません。

メチャクチャな釣りとはこう言う事で有る事を立証してしまいました。

強制終了しても未だライズは頻繁で撮った動画がこれです。




つづく・・・
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