きょういくかくさ

　４月　２６日

　先週のＮＨＫ－ＴＶ番組「お金が無いと学べない」

　以前から言われていますが、経済格差が教育格差に
なる。（公立高校・大学の授業料なども高い）
　考えさせられた番組ですが、それは番組内容やコメン
テーターの考えなどに全面賛成ということではありません。
　簡単に要約すると、苦しい生活なので、学費や学用品
などを含めた教育資金が足りない。どうにかしてくれ！
という叫びでした。

　たとえば
・母子家庭で月収が２０万弱、子ども３人を　育てている
という親
・育英基金で大学まで進学すると、借りる額が　１千万円
　ほどになる。返済がタイヘン（月に１０万円以上）という
　女子学生。
その他いろいろなケースを取り上げていましたよ。

　しかしながらアタイには納得できない話もありました。
・リコーダーを買うお金が無いので、その子の兄が使っていた
　ものを持たせたのだけれど、リコーダーの音色が違って
　いて、発表会に参加できなかった。
・学校指定の標準服が買えなくて、記念写真のときや卒業式
　などの行事のときには、我が子だけが私服だった。

　それのどこかいけないの？　子どもが可哀そうだっていうの？
本当は自分が惨めなんでしょ？
　ちゃんといいきかせれば、というかちゃんと話せば子ども
もなぜ標準服が着られないのか、ということは納得（理解）
できますよ。　子どものことにすり替えるのは止めましょ。

　アタイの生家も貧乏でしたので、そういう家庭のことは
少し分かるつもりでいます。
　横並びが当たり前と考えるのは捨てたほうがいいですよ。
できる限りのこと。でいいんですよ。そりゃリコーダーも
欲しいし、新しい標準服を着たいと思うのが当たり前ですが、
ガンバッテいる親の背中で分かりますよ。
　標準服などは友人や知人に頼んだり、学校に相談して
お下がりを貰うとか、とにかく努力はしてみましょ。
それでもダメなら私服でいいじゃないの。自分は自分、
人は人です。お下がりのデコーダーで構いませんよ私服で
あっても清潔であれば。
　（アタイのころは着たきりスズメでしたし、兄のお下がり
が当たり前でした。時代が違うといえばそうなんですがね）


　今、ちょうど国会議員の世襲をどうするか。つうことが
話題になっていますが、横並びのになることを”よしとする”
ような考えでは貧乏も世襲になりますよ。
　どこかで断ち切るには、ある意味心を鬼にするぐらいで
なければ抜け出せません。


　ハッキリ言って。こういう番組を見て、「自分のほうが
幸せだ。まだましだ。」と感じさせる。そういう作為を
感じました。
　本当にみんなが今の政治が悪いと思っているのなら、
変えられるんですが、酒を飲んではブツブツ言っている
だけですよ大多数の人が。
　本気で思っている人はどのくらいいるんざんしょ。です。