さいぼーぶんれつ

　５月　２２日

　細胞分裂には限度があります。

　生物により分裂できる回数が違うのですが、
人間の細胞も分裂回数に限りがあり、約５０回
ほどといわれています。
　細胞は一定の大きさになると成長を止めるか
分裂します。

　そいで人間のＤＮＡは２本の細いヒモ状が撚り合わ
された２ｍほどの長さですが、細胞が分裂すると、
ＤＮＡもコピーされます。
　ところがこのときのコピーはＣＤやＤＶＤみたいに
デジタルではなく、カセットテープのようなアナログと
考えると分かりやすいです。
（もちろん本当は違うんですよ。アタイたち素人には
理解しやすいんですよ。アナログとデジタルって考えた
ほうがね）

　んで、デジタルなら何度コピーしても元と同じＤＮＡ
になりますが、アナログですからコピーすればするほど
（分裂を繰り返すほど）ＤＮＡが崩れていきます。

　実際には分裂するたびに、ＤＮＡの末端が短くなります。
ということは何度も分裂を繰り返した高齢者になるほど
ＤＮＡが短いということです（興味のある人はテロメア
を調べてね）。
　そいで最後は分裂できなくなるほど短くなって人間の
寿命がくるということです。（計算上では１４０歳ぐらい
まで生きられるということですが、そこまで生きた人は
たぶんいませんね）

　なお、成長すると、分裂しないで成長を止めるタイプの
細胞もあります（神経や骨格など）。
　そいから多くのウィルスなどは輪になったＤＮＡで、
分裂しても同じＤＮＡがコピーされます。

　そいでね。世界で初めてイギリスの研究所で誕生した
クローン羊のドリーですが、割と早く死んでしまったん
ですよね。羊の寿命は１５歳ですが、進行性の肺疾患に
罹り６歳で安楽死でした。
　
Ａ，飼われていた牧場の他の羊も同じ病気になっていたので
　クローンだったことが原因ではない。という研究者。
Ｂ，細胞を採った羊（いうなれば母親）が６歳だったので、
　細胞も６歳だった。
　つうことは細胞が６歳で、生まれてから６歳。合計１２歳
　のときに安楽死。という考えもあります。
Ｃ，クローンの細胞は短くなっていない、逆に長くなる。
　　という発表もあります。

　でもまあアタイは若返りも不老不死もいらないねぇ。
人生長生きも必要ないなぁ。やっぱ元気でコロッがいいなぁ。