なにが やさしいのか

　５月　２日

　３Ｒってエコかエゴか？

　リデュース・リユース・リサイクルの循環型社会
って本当に地球環境に優しいのか？　です。

　日本では「循環型社会形成推進基本法」という法律
で３Ｒを推進していくことになっています。
　その他「廃棄物処理法」や「リサイクル法」（いくつ
もの法律があって、それぞれ長い名前がついているので
まとめてリサイクル法としておきます）などがあります。

　リデュース＝廃棄物を出さない。
　いかに捨てるものを減らすのか。つうことですよね。
アタイたちにできることって
・買い物にはマイバッグを持参する。
・過剰包装の品物は買わない。
・必要な物だけ買う（衝動買いをしない）。

　リユース＝廃棄物を再利用する。
・ビンなど、リターナブル容器を選ぶようにする。
・着なくなった服や品物を捨てないでバザーや寄付。
・故障した家電製品などは修理して使う。
・再生部品を使用する（プリンタのトナー部など）。

　リサイクル＝廃棄物を原料にする。
・ペットボトルや紙パックを再生・再利用した製品を買う。
・アルミ缶・新聞紙などの回収（市町村ごとの分別収集活動）。

　どの活動もエコですが、違う角度から見ると
どうざんしょ。ですよ。
　
　スーパーのレジ袋やゴミ袋など、身近に使われている
ポリ袋、最後は家庭のゴミになってしまうようなイメージ
ですよね。ちなみにビニール袋というのもありましたが、
ビニール袋と呼ばれている製品も、最近では殆どがポリ袋です。

　そいでエコバッグが売られたり無料で配布されたり
していますが、それを自宅に持ちかえて、実際に使う
人は何％ぐらいかな。そして、いくつあっても使う
のは一つか二つだと思いますよ。

　リターナル瓶などを使うことは省資源ですが、
瓶は重いしかさ張るので、運搬に不便ですよ。
　トラックの燃料とか人件費、瓶を点検・洗浄・消毒する
費用や手間。
　
　アルミ缶や古紙の回収にも人件費・燃料・溶解・
製品化にかかるエネルギー。
　自動車会社は、車を軽くするためにアルミなどを
多用していますが、「アルミは電力で出来ている」と
いうぐらいに精製時に電気を消費しています。

　風力発電は費用対効果がいいようですが、太陽光
発電はまだまだパネルの製造に時間と金がかかって
います。
　製造会社は製造過程でのエネルギー消費を１０％
節約することより、いままでの製品よりも１０％
省エネになる製品を作ってくれることが結果として
地球環境に優しい企業ということになるかな。

　冷蔵庫やエアコンの消費電力が少なくなってきて
いますが、使い方を考えなければ省エネ効果は低い
ですよ。エアコンの場合は建物が断熱素材や断熱
ガラスで熱伝導が抑えられているといいですよね。

　しかしまぁ難しいことは学者さんに任せて
自分ができることをエゴでもエコをやってみましょ。