でんしまねーきせい

　５月　９日

　電子マネーの規制強化

　サーバ型の前払式支払手段についての法規制の導入。
　これってなんのことか分かりませんよね。
　今の国会で決まりそうです。

　プリペイドカード、パスモやスイカ、iＤやフェリカ
などなどの電子マネー（カード決済）。
　現在の「前払式証票の規制等に関する法律」面倒なので、
「プリカ法」と呼んでいますが、この法律には欠陥がある
んです。
　その中に、”価値（電子マネー等）が紙やIT チップ等の
カードに記録されるものにのみ適用される”というのがあり
ます。→「カード型」といいましょ。
　そして、そのカードの未使用発行残高の２分の１以上の
金額を供託しなければならない。つうことで、発行者に
対して一定の義務（負担）が課されているんですよ。

　そいでね。プリカ法は、サーバ（コンピュータ）にのみ
価値が記録される前払式支払手段→「サーバ型」には
適用されないんです。
　簡単に言うと、電子マネーの記録がカードに残っているか
カード会社のパソコンに入っているか。の違いです。

　カード型とサーバ型のいずれも、前払式支払手段である
点は共通で、アタイたちが使うときに、これはカード型だ
こっちはサーバ型だ。なんて意識していませんよね。

　同じようなサービスなのに、カード型とサーバ型に
差がある、つうことで、両方ともプリカ法と同様の規制を
導入することになりそうです。
　つまり規制強化です。カード会社が破産したときの
補償が強化されるので、利用者には有難いんですが、
運用会社にとっては負担が増えるということになります。


　電子マネーにおけるポイント・サービスについては、
ポイントが財・サービスの利用に充てられる点で、
前払式支払手段と同様の機能を有する。つうことで、
消費者保護の観点から規制すべき！との議論があります。
　これに対しては、ポイントは、景品・おまけであり、
消費者保護を図る必要はない！！という反対意見もある
んですよね。
　ほいで、、電子マネーにおけるポイント・サービスに
ついては、けんけんがくがく、法で規制する。しない。
と意見がまとまらないので、今回の法律では新たな規制を
導入しないことにしたそうですよ。

　でもね、ポイントっていつのまにか運営会社が
無くなったいたり、Ａ→Ｂへポイント交換できて
いたのに中止になっていたり、交換率が低くなって
いたりしますよね。　あれはプンプンです。