5月 6日
益子陶器市。その3
昨日からのつづき。
よしざわ窯から戻る途中に 干し芋 を売っているおばあちゃんがいます。
今年も同じ場所で台に干し芋を少し載せて売りながらお弁当を食べていた
おばあちゃん。
「こんにちは。丸干しをちょうだい」(干し芋にはスライスした平たい芋と
小さめの芋を丸ごと干したものがある)
ビニール袋に入った丸干しが3つありました。
「どれがいいか選んでちょうだいね」
「どれでもいいなら、コレ」と、アタイがおばあちゃんが食べている弁当を
指す。(くるみちゃん笑う)
「みんな同じじゃないの?」
「300g入りなんだけど、芋の大きさがそれぞれ違うから、ぴったり同じ
重さにはならないのよぉ」
「計量器があるわ。計ってみれば?」と、くるみちゃん。
「どれどれ」3つの袋を計ってみたら、どれも300g以上だったけど、
10gぐらいの違いがあった。
「これが一番重い」と、くるみちゃん。
「それは芋の色が悪いよ。アタイはコレがいいな」
「冷凍すれば3年保つよ」と、おばあちゃん。
「ほんとぉ。ホントかどうか3年後に持ってくるよ」(笑)
干し芋からまた歩いて、メイン会場へ。
「くるみちゃん。埴輪を売ってるよ。一つ買って帰れば?」
「どこに置くのよ。夜中に目が合ったら恐いわよ」
もう一度じゅんこさんの店に寄って、コーヒーをごちそうになって、20分
ぐらいダべっていました。
「よしざわ窯に行ってきた。入れないのは知っていたけど、どんなところか
なぁ?って」
「こないだ朝の6時半ごろ、店の前を通ったら、すでに100人ぐらいは
並んでいたわよ」
「すごい人気なんだねぇ」
「益子に住んでいれば、買おうと思えばいつでも買えるけどね」
じゅんこさんは猫以外の動物とかも作っているんだけど、メインはやっぱり
猫。今回連れ帰ったのはこの子です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/91/4391ccb731cdd0fb34d542ca7a3b7eb9.jpg)
子猫を抱いています
「またね」と、じゅんこさんの店を後にして、陶器市会場からも離れました
「くるみちゃん。道の駅があるけど行く?」
「行きたぁい」
てなことで道の駅へ。アタイは野菜、くるみちゃんはジャムなどを買って
いました。
道の駅から東京方面へ走りながらの会話。
「たまおさんは男の人とでかけたりしないんですか?」と、くるみちゃん。
「まず行かないねぇ。話題が合わないし続かない。たとえばさっきくるみ
ちゃんが『明日はカーテンを洗わなきゃ』って言って、カーテンを洗うと
生地によっては縮むとか水を含んで重いとか、30分ぐらいその話題だった
じゃん」
「30分も長くなかったけど、10分ぐらいは話をしたわね」
「男だったら『カーテンを洗う』『そう』これで会話が終わるよ」(笑)
「弟は塾の講師をやっていたのよ。教員免許を持っていなかったけど。でも
50歳近くでリストラされて、それから職業訓練を受けて、今は設備の仕事を
してるのよ。常識を知らないから、コッチがイライラすることがあるわ」
「どんなこと?」
「父親の相続関係のことを私がやっているんだけど、銀行口座の名義変更を
しなきゃいけないことさえも知らないんだから」
「そりゃたしかに常識が分かってないね」
「相続のことで思い出したんだけど、父親の名義になっている電話を解約
しようとしたら、戸籍がどうの遺言状がどうの。って言われたのよ。たかが
電話回線のことで、なんでそこまで面倒な手続きをしなきゃならないのか、
チョッと頭にきたわよ」
「固定電話の権利は財産だからね。簡単に名義変更とかはできないよ」
てなことで今年の益子陶器市はおわり。
いいよぉ。おねぇさんと一緒だと、話が弾んで眠くならない。(笑) (^^)/