日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

一般質問をしない議員4名

2006年03月02日 | インポート
本日より、平成18年第1回雲仙市議会定例会が開催されるそうです。

3日間の休会を挟んで、6日の月曜日からは市政一般質問が6日間にわたって行われる予定が雲仙市のホームページ上で案内されております。

30名の雲仙市議会議員のうち26名の議員が一般質問をすることになっていて、一般質問をしない議員の数は4名だそうです。

議長の酒井八州仁議員、副議長の井上武久議員、坂本弘議員、大久保信一議員の4名のお名前が一般質問予定表の中に出ておりません。

お名前が出ていない4名の議員は、一般質問をするための通告書を提出期限までに出されなかったということです。
言い方を変えれば、3月議会で一般質問をする権利を放棄されたとも言えるでしょう。

30名中の26名もが一般質問をするのだと認識すべきか、30名中の4名もが一般質問をしないのだと認識すべきか、見解はいろいろあると思いますが、私は4名も一般質問をしない議員がいるという認識です。
昨年の12月議会定例会では、10名も一般質問をしなかった議員がいたという認識です。

年間で4回開かれる議会定例会において、議員は与えられた持ち時間の中で、市政に関する一般質問をする事が許されております。
要するに、1年間で4回だけ、市政に関する一般質問をする権利が与えられていると言えます。

そのわずかしかない一般質問をする権利を放棄するという事は、市政に対して全面的に肯定して納得しておられるのか、市政に対して関心がないか、病気による体調不良などによるのか、議員以外の職業の方が忙しくて一般質問の準備にまで手が廻らなかったのかなどという理由が考えられると思います。

以上に考えられる理由の中で、病気による体調不良などによるもの以外の理由であれば、住民の代表としての議員としての存在価値は薄いのではないかと私は思います。

提出された議案に対する賛否のための意見を述べて、議決権を行使するという事は、とても重要な事ですが、市政全般に関して問題意識を持ち、公開の場で一般質問をする権利を行使するという事も、同じくらいに重要な事ではないでしょうか。

ケーブルテレビによる市議会中継が実行されているという事も、一般質問をする議員の数が多くなっている要因のひとつだとは思いますが、議会の情報を詳細に公開していく事を推進する事が、議会の活性化につながり、ひいては私達住民の生活のために寄与する施策が樹立されていく事に繋がっていくのではないかと思います。


豊田かずき