日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

日本水仙とラッパ水仙

2006年03月19日 | インポート
庭のあちこちで、日本水仙とラッパ水仙の花が開花しております。

日本水仙は、白い花びら(花冠)の中央部に黄色い丸い花びら(副花冠)が配置されており、一本の茎の先端が複数に分岐して、5~6個の花を咲かせています。
学名は、Narcissus(ナルシッサス)と言い、水に映る自分の姿に恋したギリシャ神話のナルシス(ナルシストの語源)からきているそうです。
花言葉は、「自己愛」「自尊」「神秘」。

ラッパ水仙は、黄色い花びら(花冠)の中央部に、さらに濃いラッパ状の黄色の花びら(副花冠)があり、一本の茎の先端に一個の花を咲かせています。
西洋水仙の代表種なのだそうです。
花言葉は、「自己愛」「尊敬」。

今の雲仙市議会の、例の珍事に対する全議員の報酬カットという対応は、例えれば、日本水仙の様に思えます。

雲仙市議会という一本の茎の上に、複数の雲仙市議会議員(花)が存在し、発覚した不祥事の責任を皆で(一本の茎で)連帯して取ると言う対処法が最適だと考えて、そのように決着しようとしている水に映った自分たちの姿に満足しているナルシスの様に思えてしまいます。

日本水仙もラッパ水仙も、どちらもそれぞれにきれいな花ですが、私は、一本の茎に一輪の花を咲かせて、個性を主張して凛としているラッパ水仙の方が好きです。


豊田かずき