日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

冬山遭難

2013年01月06日 | インポート
テレビの冬山遭難の報道を聞くたびに思う。

行かなければ遭難もしないのにと。

人様の趣味や道楽だから、各人の自由で良いのだが、わざわざ危険な冬山に登りたいという意識が理解できない。

正月のゆったりした時間には、コタツに入ってみかんでも食べながらテレビでも見ていれば、冬山で遭難して死ぬことも無いのにと思ってしまう。

いくら達成感や充実感を味わえる趣味であっても、所詮は趣味なのだから、その程度の事柄で命を落とすなどというのは愚の骨頂の様に思える。

あとに残された遺族の方々にとっては、心痛のほかに経済的な負担ものしかかってくる。

ヘリコプターなどを動員しての遭難者の捜索には、相当な額の費用がかかるらしい。

それらの費用は、遭難者やその遺族が負担しなければならないということのようだ。

遭難して救出された場合には、迷惑をかけた代償として本人が働いて返済すればよいが、遭難して死亡した場合においては、その遺族がそれらの費用を負担して払わなければならない。

裕福な家の関係者であれば、費用の支払いに関して問題はなかろうが、そうでない場合には大きな負担を遺族に残してしまうことになる。

どうしても冬山登山をしたいのであれば、もしも遭難した場合に備えて、遭難の捜索費用程度の貯金は残して行くぐらいの心がまえは必要の様に思う。

一番良いのは、もっと安全な趣味を持つようにすることだろうが。



豊田一喜






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