日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

夏ヤマメ4匹

2014年07月26日 | インポート
朝から空模様がおかしかった。

愛野町の南西の方向には黒雲が広がり、今にも大雨が降り出しそうな様相だったので、早朝に出かける予定だった高来町境川へのヤマメ釣りを見合わせていた。

程なくして強い雨が降り出し、しばらく降り続いてから地面を充分に濡らして降りやんだ。

ヤマメ釣りにとっては絶好の釣り日和になったと思い境川へ向った。

ところが諌早湾干拓の堤防道路(雲仙多良シーライン)の路面には降雨の形跡は無かった。

局部的に愛野町近辺だけに降ったのだろうかと落胆しながらも、湯江小学校前を通り過ぎ、境川の右岸沿いに車を走らせる。

すると、途中から路面が濡れていた。

多良岳の山の方にも、にわか雨が降った形跡があったので、また少しヤマメ釣りに期待が持てた。

ヤマメは雨が降って水嵩が増えると採餌活動が活発になる習性があり、釣れる頻度が高くなる。

車が通行できる行き止まりとなる、最上流の橋の下流側100メートルぐらいの所にトイレの建物があり、その脇に駐車スペースがある。

そこに車を止めて、その少し下流側から釣り始める。

先週の土曜日に釣り終った渕の上流から釣り始めた。

にわか雨によるものと思われるが、水量も適度にあり、ヤマメ釣りの状況としては良好だったが、川原の石が雨で濡れていたので、短足ゆえに普段でも低い体の重心をさらに低くして、滑らないようにして歩いた。

リリースサイズのヤマメの幼魚やアブラハヤは、ひっきりなしにシマミミズの餌に食いついてくれるが、リリースサイズのヤマメはその都度リリースする。

5月に放流した放流成魚は、あらかた釣りつくされていると思われ、綺麗なヤマメが釣れてくれるので楽しいヤマメ釣りができる。

いつも思うのだが、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、成魚放流にしても稚魚放流にしても、その数が川の大きさに適合していないと、個々の魚の成育を阻害することにもなる。

放流する稚魚の数が多すぎると、各魚に行き渡る天然の餌の量が少なくなってしまう。

ゆえに、個々の魚体が大きくなれない。

リリースサイズのヤマメは30匹ぐらい針にかかったが、そのたびにリリース。

リリースサイズのヤマメはうじゃうじゃ生息しているというのが境川の現状だと私は見ている。

そのような中でも、強い魚は餌を多く採取し体が大きくなって、心地良い引きを楽しませてくれる。

時々、持ち帰りサイズ(体長15cm以上)のヤマメが釣れてくれる。

本日はそのような心地良いヤマメの引きを4回楽しませてもらった。

釣りをした区間は150mほどの区間で、キャッチアンドリリース区間の始点である橋の下流までで本日のヤマメ釣りは終わりにした。

しばらくの時間だけ、天然のクーラーの中での心地良い時間を堪能できた一日だった。

本日の釣果(夏ヤマメ4匹)
Dsc00630




豊田一喜















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