川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

奄美大島(1)田中一村

2008-02-18 08:51:04 | 出会いの旅
 17日(日)11時奄美空港着。近くの鹿児島県立奄美パークの田中一村美術館見学。この人の絵はかつて栃木市で見たことがあり、晩年を過ごした奄美に行って見たいと思わせてくれた。南国の風景と植物を曼荼羅に仕立てたような渾身の作品があった。芭蕉やクワズイモがいい。奄美に来る前にさまよったという旅行の途次、室戸岬にも立ち寄っていて、岩の向こうに見える海を描いている。1955年のことであるという。室戸の皆にも見せてやりたい。
 貧窮のうちに無名のままでこの地で死んだ一村。この豪華な美術館は彼に似つかわしいとは思えないが、奄美の人々の思いを込めたプレゼントだろう。

 孤高の日本画家 田中一村    http://www.ne.jp/asahi/yoshida/gaia/tanaka/frm.htm
 


  昼食は鶏飯(けいはん)。ご飯に鶏のささ身などを乗せおつゆを掛けて食べる。コレがなかなかおいしい。
 一路南下して、南端のヤドリ浜というところにあるマリンステーション奄美というホテルにつく。目の前に大島海峡を隔てて加計呂麻島が見える。離れの五右衛門風呂。ポンプで水をうまえながらはいる。海面が数メートル先。ゆっくりゆっくり夕日が落ちてゆくのを待つように。

 義母、私たち、娘。春の気配を尋ねての奄美の旅の始まりである。昨夜は12時間近く休んだ。今日も好天。どんな一日になるのだろう。

 マリンステーション奄美 http://www.marinestation.jp/