川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

普天間基地移設問題  鳩山さんに覚悟はあるか

2009-11-09 06:06:51 | 政治・社会
 沖縄の普天間基地移設問題で鳩山内閣が右往左往しています。沖縄県民に国外移設か、県外移設への期待を持たせたのは鳩山さんです。ここはなんとしてもその展望を切り開かなければなりません。何の前進も見ることができなければ鳩山内閣は退陣するほかはありません。鳩山さんと民主党にその覚悟があるのでしょうか。

 グアム、ハワイなどへの移設についてその可能性があるのかどうか、ぼくにはよくわかりません。しかし、最悪でも県外移設を実現しなければ沖縄県民の怒りが収まらないのはぼくにもよくわかります。

 川越にいると飛行機の爆音を聞くことはまずありません。隣の狭山市の智光山公園に遊びに行くと爆音で時に静寂が破られます。入間基地が近くにあるのです。たった?それだけのことでぼくの精神が不安定になるのです。沖縄戦以来、60余年にわたって沖縄県民が耐えてきた苦痛はぼくには想像もつきません。

 航空自衛隊入間基地http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/


 小沢さんが日本には第7艦隊がいればそれでいいと発言したことがありました。そういうことも含めて日米同盟について民主党は展望を明らかにすべきです。その上にたって基地の再編について米側と不退転の決意を持って交渉しなければなりません。今を逸すればまた数十年ずるずるこのまま行ってしまいます。

 小沢発言http://www.aera-net.jp/magazine/soul/090310_000719.html 


 当面、県外移設が妥当と言うことであれば、私たちはいやでも基地の一つを本土に引き受けるほかはありません。幸い、自民党政権のもとで乱造された空港は閑古鳥が鳴いています。

 静岡空港、南紀白浜空港、関西空港、佐賀空港… 建設中の茨城空港…

 我が埼玉県にもどこか適地があるのかもしれません。ぼくは首都圏に持ってくるのがいいと思います。国会議員を始め多くの人がこの問題を真剣に考えるようになるだろうからです。かくいうぼくもその一人です。

 普天間基地周辺の人々の我慢は限界にきています。アメリカの国防当局者の言い分は傲岸不遜です。自民党はその言いなりになってきたのです。

 鳩山さんは自らの発言に照らして方向性を明らかにすべきです。国外移設、県外移設をめざし、オバマ大統領と交渉する、と。できなければ沖縄県民に謝罪して辞職するほかはありません。鳩山内閣を支持する一市民の意見です。