川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

びっくり仰天 鳩山発言

2010-05-06 10:14:58 | 政治・社会
 5月5日(水)晴れ

 10時過ぎに家を出て「沖縄展」開催中の丸木美術館へ。カツヨシさんに久しぶりに会えた。山吹高校OBのTくんが久しぶりにボランティアとして働いていた。今春、大学に入り、民俗学を勉強するという。Aくんもやってきて二人は遅くまで交流したらしい。

 今日は佐喜真さんのお話を聞くのが目的だったが会場が満杯で場外に設置されたスピーカーに耳を傾けた。周辺がうるさく、聞き取れなかったせいもあるがぼくには参考にならなかった。残念な気持ちを残したまま、遅くならないうちに自転車に乗った。

 4日、沖縄での鳩山首相の発言には仰天した。

 「(最低でも県外と言った)当時、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならない理由はないと思っていた。学べば学ぶにつけて(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持しているという思いに至った。浅かったと言われれば、その通りかもしれない」

 出典http://mainichi.jp/select/world/news/20100505ddm001010003000c.html

 ぼくのような一市民ならともかく、こんな発言が一国の最高権力者に許されるはずはない。

 鳩山さんは人の話に耳を傾けることが出来る珍しい総理大臣だ。この問題についても総理になっていよいよ真剣に学んできたのだろう。そして考えが変わったのだという。

 事柄は国の安全保障の根幹に関わる事だ。「浅かった」ですむはずがない。どうするつもりだろう。

 民主党というのも困ったものである。国の命運に関わる問題についてどこかで真剣に議論をして方針を決めているのだろうか。今回のことでも鳩山さんが一人で学び一人で行動しているように見える。

 鳩山さんは辞任するほかに道はないが、こんな事では責任ある政党とは言えない。

 韓国の軍艦の爆沈事件など朝鮮半島をはじめとする東アジアの緊張が高まっている。こうした事態の中で日本はどうしたらいいのか。

 沖縄の人々にこれ以上の負担を求めることは出来ない。これだけは国民的合意である。

 鳩山さんがいましなければならないことはご自分が学んだ事とはどういう事か、日本はどうあらねばならないと考えているのか、心を込めて国民に説明することではないか。

 そして遅まきながら国民的議論を巻き起こす以外にない。普天間基地の機能を同じ沖縄県内に移すなどということはあってはならない。ならばどうすべきか。ぼくも学び考えていくほかはない。