川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

沖縄のシンポジウムに学ぶ

2010-05-28 07:30:09 | 政治・社会
 5月27日(木)晴れ

 青空が広がってきたので川越公園の遊歩道を歩きました。葉が一枚もなかったクヌギが濃い緑で覆われています。桑の実はもうかなり大きくなりました。毎年のことながら植物の生命力に圧倒される思いです。

 川越温泉に向かう途中に尚美学園大学があったので寄ってみました。守衛さんに聞くと食堂だけは市民にも開放しているそうです。開学して10年と日が浅いので図書館などの利用は卒業生だけに限られているとか。

 尚美学園大学http://www.shobi-u.ac.jp/about/history/

 市街のはずれの田園地帯につくられた大学です。坂戸の城西大学には遙かに及びませんが広々とした公園のようなキャンパスです。ちょうど昼時であちこちに学生たちのファッショナブルな姿が見えます。

 うちからは最も近い大学です。教室に座ってどんな学びがされているか覗いてみたい気がします。

 東洋大(工) 東京国際大 東邦音楽大 そして尚美学園大。市内にある大学です。調べれば市民に開かれた講義もあるかもしれませんね。


 温泉でゆっくりしたあと夕寝。

 夜はパソコンで「沖縄タイムス」主催のシンポジウム「なぜ沖縄か?~日米同盟を問う」を視聴しました。

  http://www.the-journal.jp/contents/info/2010/05/live_video.html

 森本敏・拓大教授の海兵隊に関わる発言が印象的です。

 アメリカの戦略上から見ても海兵隊が沖縄にいなければならない理由はない。「日本」にあればいい。岐阜などにあった時代もある。沖縄に固定されてきたのは日本国内の政治的理由による。

 防衛大・自衛隊OBで日本政府の軍事戦略に関わりの深かった人の発言です。抑止力を維持するために海兵隊は沖縄に居なければならないという鳩山首相の認識は理解できないとも発言していました。

 僕は軍事戦略について特に疎いので意見を言うことが出来ませんが森本教授の発言は心にとめておきたいと思います。

 28日に発表されるという政府の方針や日米共同声明は砂上の楼閣です。沖縄県民の意志を無視して事を進めることはもはや不可能です。

 夜になっていい勉強をしました。沖縄でのシンポジウムです。森本さんが丁寧に発言していることが印象に残りました。学者は斯くあるべきです。こういう冷静かつ熱心な議論を日本中で行うときです。