川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

復興への胎動  陸中・陸前海岸

2012-08-10 09:14:07 | 出会いの旅

8月2日(木)

宮古から気仙沼まで陸中陸前海岸を走りました。南下につれて津波の被害が深刻です。

①重茂(おもえ)

美しい宮古湾に沿って走った後、重茂半島を一周しました。ここは30年ほど前、家族で訪ねた印象深い土地です。立派に整備された重茂港に昔日の面影はありません。その港が破壊はされたのですが復興は着実に進んでワカメの水揚げも始まっています。

 明治の大津波でやられ学校は高台に移転したとこの碑にはかかれていますが、このあたりの民家は今回もまたきれいさっぱりやられてしまいました。

 ②大船渡

山田・大槌の惨状は筆舌に尽くしがたいものです。町全体が巨大な廃墟となりました。読者が訪問して目にすることをお勧めします。

 大船渡港では瓦礫の山の近くで祭りの準備が進んでいました。御用済みの港湾整備の船を利用してステージが作られています。大漁旗がはためいています。地元のTV局とラジオ局が取材中です。港町らしい祭りの復活です。

③陸前高田

壊滅した街でも松林はそれなりに残っているように感じましたが高田は別です。彼の「一本松」だけが遠くに見えます。このあたりから「立ち入り禁止」です。

 

④気仙沼

港からは遠くない住宅地に押し寄せてきた船は一年5ヵ月後もそのままです。多数の民家が押しつぶされたといいます。

 夜、地元の方の案内で「カリヨン」一行が「家庭料理さかい」で夕食会。私たちも加えてもらいました。

モウカサメの心臓の刺身というものをはじめて食べました。さすが、気仙沼です。ビルの2階にあるお店の天井近くまで津波が来たといいます。