渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

餃子作りのショートカット

2021年02月08日 | open
ひゃー!
この手があったか!










常用の革ジャン AVIREX A-2

2021年02月08日 | open
 
一番着る機会が多いAVIREXのアメリカ
空軍A-2タイプのレザージャケット。

裏が派手だね~。パンチ佐藤なメリケン
風味っすね、これは。


能書き書いてありますが、かすれて
いて読めません。


ちなみにこちらは保護プレート付の
パッチ。
戦前戦後で絶大な人気だった女優の
ベティ・グレーブルですね。


ピンナップは米国特有の文化ですが、
江戸期の日本にも似たような文化が
ありました。それが浮世絵による
役者絵や女性の美人画で、女性では
鈴木晴信が描いた谷中笠森稲荷地内
水茶屋のお仙せんちゃんが江戸一番
の人気者でした。
腿さえ見えないハラりとゆれた着物
の裾に江戸っ子たちはときめいたっ
つー寸法。ちょい昔のブロマイド
みたいなもん。

おせん


客の若衆(わかしゅ)の所にお茶を運ぶ
お仙。


なんとなく、それから先はいけませぬ、
の雰囲気。


こうなると、もう発禁物の世界。
「よいではないか」「なりませぬ」なの
か、お仙から誘ったかは判らぬが。
ここまで来ると、歌麿などの非合法描画
作品の領域に入る。
猫、ほっぽり投げちゃってるもんなあ。
よくやるよ、とは思うが、今の国のトップ
の代議士先生たちの銀座赤坂神楽坂での
所業もこれと全く同類。


若衆というのは、日本独自の武士の稚児
小姓などの類で、バイセクシャルだった。
そもそも武家の武士はほぼ全員、男衆(お
とこし)イラッシャイ系のバイだったが、
男色を毛嫌いした武士も多かったのも
事実だ。

アメリカのピンナップ文化も日本の浮世
絵美人画や役者絵と同じだが、米国には
小姓文化は無い。
ヤワ男を馬鹿にする時に「お嬢ちゃん」
と呼ぶように、日本以上に男根主義で
性差別が強い。日本ではトランスジェン
ダーとはやや異なるが、元来バイリン
ガル的で、生物学的な性を超越した独特
の価値観を日本人は有していた。フランス
にもそれに似た傾向の価値観が芸術の世界
にみらる。
だが、そうした文化があったからと、
それを無思慮に肯定はできない。
なぜならば、それらは「男社会」の「男
のもの」であるからだ。女性のものでは
ない。それは公平ではない。男が色にかま
けて成した享楽的なものであり、有閑夫人
の男漁りの男性版のようなものだからだ。
男児偏愛は、実は「女は汚れたものだ」
とする女性蔑視観が根底にある。
現代日本のジャニーズの設立者の運営趣旨
などもそれに共通するものがあり、そこに
は女性を排除する事が美しいとする「特定
の性と幼年を偏愛し、特定の性と年齢を
排除する」という精神構造が存在する。
これは、掘り下げると、江戸庶民が喝采
したお仙ちゃん人気の精神的土壌とは
離反する。

米軍ではピンナップは大人気で、米軍
兵士たちの全ロッカーの扉裏には
ベティ・グレーブルなどのピンナップ
が貼られていたようです。
米軍なんて、戦争中の爆撃機なんか
にもピンナップガールを描いちゃっ
たもんね。
大抵はバーレスクというチラ見せの
踊りをするダンサーを描いたもので、
これまた、日本と男心は変わらず。
まったく同一線上にエロティシズム
の美学があります。モロよりチラ。

ベティ・グレーブルは超絶人気だった
ようですが、どちらかというと
アメリカンガールのやんちゃで
活発な風貌ではなく、英国風の
上品で知的な顔立ちです。
体形もとても細身で、グラマラスな
メリケン風ボッキュンボーンではない。






チラ見せのバーレスク・ダンスを踊る
ベティ。松竹歌劇団みたいなあれ。


戦後最大のアメリカ的な女性である
ノーマ・ジーン(マリリン・モンロー)
とベティ・グレーブル(右端)。


よく「かわいい」ということを英語で
キュートと言いますが、キュートとは
細身であったということでもあるんで
しょうね。マリリンにしても、いわゆる
おっぱいちゃんではありません。
肉感的ではないのに男性の琴線に触れる。
日本の超絶爆発人気だったお仙ちゃんに
通じるものがあります。
錦絵などの春画では肉感的な女性が多く
描かれる中、お仙ちゃんはガリガリの
細身です。ああいうのを「小股の切れ
上がった」というのでしょうか。

米軍は空軍だけでなく海軍もピンナップ
ガール好き。
これね、女性差別や蔑視ではないのよ。
この文化のルーツを見ると。
アメリカは男根主義だけど、ピンナップ
に関しては位相が異なる。
女性崇拝からきてるのよね。ピンナップ
に関しては。日本の春画とも少し異なる。
立ち位置は似てるけれど異なる。
あと、ピンナップや航空機に描かれる
女性は、セックスシンボルとかの要素
よりも、もっと大切なものとして「安ら
ぎを求める琴線に触れる」というもの
が確実に存在する。
これへの理解は、心鎮めた静かなる観点
で紐とかないと見えてこない。
アイザック・ウォルトンの言う「静寂
なる事を学べ」みたいな。
ベトナム戦争の時の慰問ショーのヒャッ
ハーガールとはちょっと違う。



ピンナップガールの美的な表現美の

一つに、直線と曲線、関節の使い方
がある。この画では、脚がただすらり
と伸びているのではなく、膝の曲げ
と足部を反らす伸ばし、そして腿か
ら膝先ふくらぎの部分の強弱の差、
傾けた上体、横を向きながらも真っ
すぐにこちらを見る目線。
この「曲げと伸ばしの美」は、まさしく
鈴木春信が描く「おせん」の画に通じる
ものがある。
ピンナップの描画は日本の美人画と共通
する全ての表現に人を惹き付ける「表現
美」というものを有している。
こうした表現力を理解しないとモデル
や役者などはやっていけないのだ。
ただ可愛いだけ、ただ美人なだけ、
ただプロポーションが良いだけ、
そんなのはスカなのだ。
ピンヒールは元々は排泄用にフランス
で生まれた靴だが、なぜその後ピン
ヒールのハイヒールが脚線美を出す
アイテムとなったのか。
それは女性の視覚的な美の「曲げと
伸ばしと強弱の緩急」について助成
する働きをハイヒールが持っている
からだ。ベタ足よりもツンとした
足と脚のほうが美を人に喚起させる
要素を持っているのだ。
これらは一つの要素だが、そういう
事に気付く事が、美術やファッション
や造形創作では絶対必要条件になって
くる。それはとりもなおさず、日本刀
を作ることにおいてさえも。
絵心なく、美意識無き物は造形創作
活動などはそれこそ絵空事になって
しまうのである。

最近では日本の自衛隊がアニキャラを
ヘリなどに描いていわゆる痛ヘリに
しちゃってるけど、それとピンナップ
描画は同じようなもんなんだよなぁ。
セクハラだとか言って目くじら立てる
女性議員や著名人女性の視点はどうか
と思いますよ。
だって、これらは「お仙ちゃん」なん
だから。サユリストが吉永小百合さん
を偏愛したような。
「なぜ吉永小百合なのか」というのは

未だに解明されておらず、それを掘り
起こせば大学人文系学部の卒論の一つ
でも書けそうな程だ。

同じようなものといっても、さすがに
自衛隊のはイタすぎるけどね。







AVIREXの革ジャンもベティのピンナップ
を内張りに貼ってるため、ちゃんと、
そのあたりはメーカーもわきまえ
ていて、
「イタいですよ」と書いてある。



ちなみに、私のA-2の製品タグには、
以下の文言が書かれていたが現在は
消えてしまった。

TYPE A-2
DRAWING No.30-1415
CONTRACT No.1978-01
AVIREX LIMITERⓇ
NEWYORK,NEWYORK
US.ARMY AIR FORCES
 

メーカー不明の革ジャン

2021年02月08日 | open
(高1 於荒川土手)
 
高校の時に着ていた叔父から
貰った1950
年代のこのダブル
ライダースはどこの製品
だっ
たのだろう。
うちは母方も父方も戦後から
1960年代
あたりまでオートバイ
乗りが
多かった。
祖父の弟や叔父たちは二輪
乗り
だった。
そのうちの一人から貰った
ダブル
ライダースで、黒と
赤のなかなか格好良い
デザ
インの革ジャン
だった。輸
入物との事だった。
このダブルは結構気に入ってい
た。
 
この50'sの輸入革ジャンは一体
どこのメー
カー製だったのだ
ろう。
かなりしっかりしていた。サイ
ドスリット
部が真っ赤でカッケ
かった。
革はもろにカウハイドだ。サド
ルレザーの
ようにゴツかった。
 
今一番よく着るのはAVIREXの
A-2タイプ
だが、同じAVIREX
製のダブルスはホース
ハイド
のため
しなやかで着やすい。
街着
やチョイ乗り以外の走りの
時にはアビの
ダブルライダース
かスコットのシングルにして
いる。
ただ、信頼性から行くとカドヤ
のカウハイ
ドの革ジャンがモロ
に鎧のようで安心感が
ある。
転ばぬ先の杖ならぬ転んだ先の
革、という
ような位置付けとし
ては。
他の人も多分そうだろうが、乗
り屋の場
合、おしゃれなファッ
ションアイテムと
して革など着
ない。革ジャンは完全に防護
服、道具として認識しているの
ではなかろ
うか。
いうならば、ジッポーのように。
乗り屋が革なら何でもいいと
ペラペラの
薄い革ジャンを着な
いのはその為だろうと
思う。
「道具を着こなす」
それが二輪乗りの革ジャンとの
付き合い方
のように思える。
 
カドヤのニューコンセプターの
1stバージョ
ンは前ジッパーに
フラップが無いため、
イクの
タンクがヤスリがけしたよう
疵ついてしまう。
だが、2ndバージョンからは
ジッパーが覆い隠されるよう
に改良され
た。さすがカドヤ
だ。
私のは1stバージョンなので、自
分で本革
の1ミリ厚のリボンを保
護フラップとして
縫い付けて改造
してある。


このカドヤの革ジャンは、設計
も革の質も
縫製も最高に良い
のだが、残念ながらこの
モデルのシリーズは廃番。
カドヤ・ニューコンセプター
のラインナッ
プへの復活
強く
願う。

革ジャン解説

2021年02月08日 | open





駅蕎麦

2021年02月08日 | open


駅の立ち食い蕎麦が食いたい。
な!無い!!

大河

2021年02月08日 | open

今年度の大河は一切観ていない。
理由はある。つまらんからだ。
少し観て、役者が下手過ぎて観る気ゼロ
になった。

過去、大河で最高傑作と思うのは『春の
坂道』(1971)だ。
柳生宗矩の生涯を描いた山岡荘八原作の
剣豪ドラマ。
柳生又右衛門宗矩は中村錦之助(のちの
萬屋錦之介)が演じた。
「真っ直ぐに振り下ろせば、鉄の兜も斬れ
ましょう」
若き将軍家光に言う宗矩の言葉と、実際
に殺陣で鉄身(演劇用語で金属製の殺陣用
刀身の事)の刀を兜に切りつけた中村錦之助
のこのシーンは、当時小5だった私は鮮烈
に今でも目に焼き付けて覚えている。
剣術を小馬鹿にして真面目に稽古しなかっ
た家光(市川海老蔵/先代)は、宗矩の言を
聞いて「ふん。たれか兜を持て!」と命
じ、その場で柳生宗矩に試斬させる。
そして、宗矩が斬りつけたあと、その兜を
覗き込んだ海老蔵家光は目をひんむいて
驚愕するのだ。兜には深い斬り込み痕が
あったのだった。
ただし、中村錦之助は撫で切りに斬りつけ
たので、現実的にはあれでは兜どころか
何も切れないと感じた。(私は小5の1971年
には既に日本刀による試斬経験して
いた)


芥川比呂志さんの柳生石舟斎が最高に良
かった。
それと、柳生宗冬役の清水綋治さんが
魅力的だった。若き剣士の葛藤の演技に
は感動した。兄を兄と知らずに兄と剣
交える宗冬が兄と再会の時のシーンでの
新陰流の構えもよく覚えている。兄は驚い
て言う。「お主、その構えどこで覚え
た?!」と。何年も会っていないので、
成長して青年となった宗冬と気づかなかっ
たのだ。
『春の坂道』の放送から今年で丁度50年
になる。
名作だが、当時の録画テープは貴重で、
放送したらそのテープに重ね撮りした為、
原本がNHKにも残っていない。
フィルムのごく一部は愛宕山のNHK会館
で視聴できたと思うが、今は取り扱いが
どうなの私は知らない。
私も50年間、全く本作を観ていない。

将軍徳川家光(市川海老蔵)と柳生十兵衛
三厳(原田芳雄)


匿名の犯罪者たちに明日はない

2021年02月08日 | open



















5ちゃんねらーやSNSマニア等の刑事犯罪
を続ける犯罪者たち全員の消滅を望む。