そろそろ夏仕様の帽子の季節
になってきた。
沖縄では梅雨入りらしい。
現代の暦では、6月から夏。
3ヶ月ごとに新曲をリリース
していた松田聖子は、夏を
先取りして「夏の扉」は1981
年4月21日にリリースしていた。
1981年は全月の何日に何が
あったか、ほぼ全て覚えてい
る。自分にとって激動の年だ
ったからだ。
松田聖子の「夏の扉」はこの
「夜のヒットスタジオ」での
生放送の一曲が後にも先にも
最高だ。
1980年代当時の歌手が偉かっ
たのは、必ず生声で歌ってい
た事だ。歌になっていない
おニャン子さえも(笑
松田聖子 夏の扉
原本の音質はもっと良いのだが、
削除→アップの繰り返しにより
音質が劣化している模様。
まだ一重瞼の頃の聖子ちゃん。
聖子ちゃんファンでは実は一重
の聖子ちゃんが好きというファ
ンは結構いる。
八重歯もまだあり、顔面大改造
以前の聖子ちゃんだ。
以下は超貴重な松田聖子の映像。
曲の振付がまだ完成していない
段階での見切り発車。
振付がまだ仕上がっていない。
このアクションは「松田聖子」
自身のものだろう。
そして、圧倒的歌唱力。
声が潰れる前のデビューから
続く松田聖子の声だ。
激務により声が出なくなって
からはウィスパーボイスで
キャンディボイスシンギング
にスイッチした。
この曲から松田聖子は曲ごとの
髪型激変モードに入って行く。
作曲はチューリップの財津和夫
である。ユーミンはじめ、そう
そうたるミュージシャンが彼女
に曲を提供した。
松田聖子の前に松田聖子無し。
松田聖子の後に松田聖子無し。
確実にひとつの時代を作った
人だ。
松田聖子 夏の扉
松田聖子の楽曲の特徴は、自分
の彼氏との事を歌った設定が
非常に多かった。というか全て
それ。
ここに一つの製作サイドの仕掛
け人たちの大戦略があり、それ
がカンちゃんぼっこしとハマっ
た。
完璧に「作られたキャラ」とし
てのアイドル。
等身大のアイドルとかではなく
アイドルとしてのアイドル。
そしてファンは「すべて作り事」
と分かっていても松田聖子を
支持した。蒲池法子ではなく
「松田聖子」という作られた
キャラクタの商品を。
松田聖子こそは、芸能人の中の
芸能人だったといえる。
美空ひばりは歌手だが、松田聖
子は「アイドル」だ。
元祖アイドルは天地真理と言う
人もいるが、いや、松田聖子が
アイドルの形を作った人だろう。
楽曲もすべて素晴らしい曲を
貰っているが、彼女自身の演出
力の際立ちも功を奏し、「松田
聖子」は歴史の中で化け物のよ
うな「歌謡曲を歌う人」として
突出した存在となったのだった。
ちなみに、私が個人的に一番
好きな松田聖子の曲は「ピンク
のスクーター」である。
天才原田真二の作曲。
曲と編曲と歌詞が音楽的に絶
妙な秀作の楽曲だ。
松田聖子/ピンクのスクーター
二番目に好きなのは「制服」。
「制服」は曲を聴いたら曲調
で即作曲者が判る。
呉田軽穂=ユーミンである。
「赤いスィートピー」のB面。
すでに声が出なくなり、歌い
方を変えたあとの松田聖子だ。
ただ、私個人は蒲池法子の地
声のハスキーさが出ていて、
とても好きな曲だ。
松田聖子 制服