最近話が固いですか(笑)?でも、また書きますよ、せっかくですからね。
まず、僕がなんでユダヤ人に興味を持ってるのか、なんてお話を。
大学の頃です。たいした実力もないくせに、「あー、プロになりたいなー、でもどーすれば」って悶々としていた時に、たまたま手にした世界の格言集にこんな言葉がありました。
「祈りなさい。それでも祈りが適わなければ、それはまだ祈りが足りないのです。だから、もっと祈りなさい」
これが、ユダヤの格言だったんですね。当たり前の事のようですが、「あきらめる」ということを否定したその言葉に、その時の自分に一番足りてないものを指摘されたような気がして、こう、フッと身体の力が抜けて、同時に「よしっ、やったろうじゃないの。」って思ったんです。
そして、「うむ、まずはもっと練習しよう。自信をつけなきゃダメだ。もっと勉強しよう。知識も必要だ。もっと飛び込んでいこう。恥をかくことから逃げてちゃ、進まん。」と思いました。
とはいえ、今でもまだまだ練習不足で、勉強不足で、恥をかくのは、やっぱり恥ずかしいですよ(笑)。でも、当時、自分の尻を引っぱたくきっかけにはなりました。この後もいくつか個人的なターニングポイントになったきっかけはあるんですけど、それはユダヤとは全然関係ないので(笑)、またいずれ、機会があったら。
他にも、
「過去一千年の間に起きなかったことが、次の瞬間に起こるかもしれない。」
「奇跡を願っても良い。しかし、奇跡に頼ってはならない。」
「病んでいる人が病んでいる人のために祈るときは祈りの力は倍になる」
・・・とか。以下に述べる理由からもわかると思いますが、実用的というか、わりとすっと納得できることばかりなんですよね。小難しさがないんです。そしてほかにも、もっとすごく現実的な格言もあります。例えば「お金を愛する者は、いくら稼いでも満足することはない。」、「金銭は無慈悲な主人だが、有能な召使いにもなる。」など。興味のある方は、沢山「ユダヤ格言集」というような本が出ていますので、そちらを。
そして、いくつか、よく言われるユダヤ人の特徴といいますと、まず「頭がいい」。
ユダヤ人は世界に0.25%しかいないのに、ノーベル賞の受賞者のなんと21%(150人超)がユダヤ人です。受賞者の5人に1人がユダヤ人なんですね。ちなみに日本人受賞者は現在、12人です。
アインシュタインや、精神分析で有名なフロイトもユダヤ人です。こんな有名人だけでなくても、一般的なユダヤ人も、とにかく記憶力、分析力が半端じゃないそうです。じゃあなんでこんなに頭がいいか、といいますと。
よく言われるその理由の一つに、彼らは世界中に散り散りになってしまった分、自分たちの民族性を守るために、小さな子供の頃から、彼らの信仰のよりどころである旧約聖書(ユダヤ教にとっては「新約」はないので、これが唯一の「聖書」)を暗記し、タルムードという分厚い何冊もあるユダヤの聖典(旧約聖書を実生活に生かせるように、解り易く解説したもの)を読む訓練をさせられるからだ、というのがあります。
そして、例えばこんな話があります。ユダヤの母親は子供に、「今日は学校で何を習ったの?」とは訊かず、「今日は学校で何を質問したの?」と訊くんだそうです。そして、「この世の中に、意味の無い質問はないのよ」って。
それから、うーん、なんて書こう・・・「経済における優秀性」としましょうか。「お金儲けの上手さ」、といった方が分かり易いかな(笑)。
アメリカの人口からすると、ユダヤ人はたった3%なんですが、毎年発表されるアメリカの大富豪トップ400のうち、25%がユダヤ人なんです。そしてこれは、とてつもなく長い長い時間をかけて計画されたことだともいいます。やはり民族的迫害を受けた彼らは、世界一の経済大国であるアメリカに渡って、そこで成功することで、民族的価値を高めようと考えたんだんじゃないか、ということです。まぁこれを「ユダヤによる経済支配だ」と、恐れたり、やっかむ人々もいるのですが。そもそも、今の僕達の世界の大半をしめる資本主義の原理はユダヤが作った、とも言われていますね。
超がいくつ付くか分からない位の世紀の大富豪のロスチャイルド財閥、同じく今ではロックフェラー財団もユダヤです(これらは表向きは現在世界一の大金持ちであるビル・ゲイツなんて足元にも及ばないくらいの莫大な資産を持っているそうです)。ほかにも皆さんに馴染みにあるところでは、シェル石油、デル・コンピューター、ハイアットホテルの創始者たちもそうです。ウォルト・ディズニー亡き後の1984年にディズニーの会長に就任したのも、それまでパラマウント社の社長としての経営手腕を買われたユダヤ人でした。まだまだほかにも、金融界、経済界、先日書きました映画界などなど、数え上げたらキリがないくらい。「えー!あの会社もそうなんだー」ですよ。しかしなぜか、スポーツ界にはあまり居ないんだそうです。あ、有名なロイター通信社を作ったのもそう。本筋に関係ありませんが、僕は最近ロイターのホームページをポータルサイト(PCを開くと最初に表示されるサイト)にしています。ニュースの偏りが無くて(←常に中立、ということです。大事です)、配信も速いし、写真も良いので。
そして、「民族性の強固さ」。
国を失い2500年もの間(!)、世界中に散らばっていたのに、彼らはユダヤ人であり続けたんです。宗教はもとより、風習、慣習、言葉、文化、誇り。全てきっちり伝承し、守り通しているんです。我々日本人が海外に移住して100年も経っても、その子孫達は「やっぱりお正月はこたつとミカンとお餅だよねー」言いますでしょうか(・・・これだけが文化だとは言いませんが、まぁ例えとしてね(笑))。そして、日本語を間違いなく話し続けられるでしょうか。ましてや2500年ですからね。おそらく、無理でしょう。海外移民は世界中にいますが、三世、四世くらいになるのを待たずして、二世でも母国語がちゃんと話せなくなる人が多いのが現実だそうです。ユダヤ人の民族意識の高さ、強さがおわかりになりますでしょうか。
こんなね、「飛びぬけて頭が良くて、お金儲けがとっても上手い、そして民族意識が高い」というかなり特殊な民族なんですが・・・これが、悲しきユダヤ人迫害の歴史の一つの原因になったんです。
ヒトラーがユダヤ人を嫌い、虐殺(ジェノサイド=民族皆殺し)をしたのは、この優秀性に対する「嫉妬」だったというのが一つの説になっています。「ゲルマン(ドイツ)民族こそ、世界一優秀なのだ!」と言っていた彼には、目の上のたんこぶだった、というわけです。ひどい話です。
うーん、そして、イスラエル。1948年にできたユダヤ人悲願の国家です。しかし、ここで今日もまた、事件が起きました(こちら)。民間人を含む18人のパレスチナ人(=アラブ人)が殺されました。イスラエル人(ユダヤ人)の攻撃によって。・・・。頭の良い人々のはずなのにー。このいわゆる「パレスチナ問題」は、知れば知るほど、・・・根が深い。ともあれ、とくに民間の犠牲者が出るのはもう沢山です。心から早期解決を願います。
あ、そうそう。ご存知、デーブ・スペクター氏も、ユダヤの血を引いています。正しくはロシア系ユダヤ移民のアメリカ人、ということで、いわゆる正式な定義上の(母親がユダヤ人でかつユダヤ教徒、という)ユダヤ人なのかどうかは、ちょっとわかりません。でも彼も、頭良いいですよねー。僕らがいくら外国に行っても、なかなかあそこまでのギャグは飛ばせませんよ。寒いかイケてるかは別として(笑)。
またこんな話題を書きましたが、今日は生カキ食べました(←関係がありそうでまったく無い(笑))。あぁ、そう言えば昨日も食べましたね、カキ(笑)。えぇ、好きなんです。うまーでした。。
ではー。