なんだか、お隣が不穏なことになっていますね。
砲撃を受けた韓国・延坪島
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2776811/6515084
この、AFPBBのサイトに掲載された、35枚の写真を見ていますと、相当ゾッとします。
写真に写ってるのは、完全に戦争の風景です。
戦争は怖いですし、当たり前ですが、嫌ですし、勿論、反対です。
でも、よく聞く言葉で、
「なんで戦争なんてするんでしょう!信じられません!」
「いいことなんて、何もないのに!おかしいよ!」
などというものがありますが、これは気をつけないと、ここで思考停止になってることが多いんじゃないかな、と思います。
「信じられない!」「おかしいよ!」と、嫌悪感や正義感のみで、ある種「切り捨てて」しまってる感じがあるように思うのです。
最近始まった裁判員制度じゃないですが、その先は頭のいい偉い人まかせ、ではなくて、
もうちょっと深く自分たちの身の回りのこととして、
「なぜそんなことをしたのか」「なぜこんなことになったのか」
と、客観的に、深く考えてみる必要があると思います。
戦争なんて、
身内や友人を失えば辛いし、
せっかく建てた家や作り上げた街が一瞬で壊されて悲しいし、
怪我すりゃ痛いし、
ひもじいし、危険だし、汚くなるし・・・
とにかく、どんどん「生き物が生きることの目的」と逆の方向へ物事が進むんですから、やっていいことがある人なんて、いないんですよね。
一部の人を除いては。
・・・戦争にからむ利権を欲しがる、一部の権力者がそうですし、その取り巻きもそうです。
もっと分り易いところでは、・・・実はこれが開戦の大きな理由になってる戦争もあると言われていますが、
経済的に「戦争で食べてる」人が沢山います。そういう人たちは、戦争こそが経済活動の基盤です。
ミサイルや戦闘機、軍艦、新しい爆弾を作ってる人や会社、そして、・・・その家族。
ご存知かとは思いますが、日本の企業も、ミサイルや砲弾を、今でも作ってます。つまり、間接的であれ“それ”でご飯を食べてる人は、沢山いるんですよね。
勿論、そういう人たちだって、戦争が好きなわけはないでしょうし、「戦争おきないかなー」って毎日考えてるわけじゃないでしょう。
個人は、あくまで、企業人として、やっているわけです。
ちょっと脱線しました。
前にも書きましたが、「戦争」は行為を表す言葉ですから、この反対語は「平和」ではなくて「話し合い」です。
「平和」は状態を表す言葉ですから、反対語となるのは「混乱」です。
「戦争」←→「話し合い」
「平和」←→「混乱」
です。
前に、
「戦争は砂場でも。」
や、チベットのことを題材に、
「人のものを。」
また、日本が第二次世界大戦に参戦するきっかけになったことについて、
「自虐史観からの脱出。」
という記事を書きました。(ほかにも、結構書いてます)
よろしかったら、改めてお読みになっていただけたら、と思います。
明日から、アメリカと韓国が、合同で軍事演習をするんですよね。どうなるのでしょうね。
「また何かするかねぇ。何も起こらなければいいねえ」
などという声もありますが、これもね、
「何も起こらずに、『無事に米韓合同軍事演習が行われればいい』ねえ」と言ってるのともしかして一緒なのかなあ、
って思ったら、これはこれで違和感があるよなあ、なんて。
そして、この演習に参加する米軍は、日本にある基地から行っているのですよね。
何かあったときに「いやあ、日本は無関係ですよ」って言って通用するとは、とても思えませんよね。
難しいですね。
でも、とにかく、これ以上民間人が傷つくことだけはないように、と心から思います。
ではー。