ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ケーブルテレビも、最近ではWOWOW同様、どんどんチャンネルがデジタル化されてきまして、もはやDVDを観るのがはばかられるようになってきてしまいました。

いや、勿論、映画は映像だけではないので、多少画質が粗くたって、良い映画は良いのは間違いありません。でも、同じ映画を観るなら、美しい色合いだったり、くっきりした動きの、透明感のある綺麗な画質で観る方が、やっぱり楽しい。新しい発見があったり、観易い字幕表示なども手伝って、より映画の世界に集中できる気がします。

というわけで、ケーブルテレビの映画がデジタル化され、先日、ハードディスク内臓のチューナーに変えたことで、もう、番組表から簡単に映画の録画予約ができてしまうので、・・・困っています(笑)。

いや、ほんと、観たいのが多くて、しかも、それがDVD借りてきたりするよりも全然綺麗な画質で観れるわけですから・・・ついつい、「これ観たい」「あ、これも観たかった」と、予約の嵐になってしまっているのです。日本映画とか、インディーズものなんかもやってるし、そんでもって、こないだのお試しのWOWOWもまだ観れちゃってるので、もうほんと、どうしたものやら・・・でも、わーい、と(どっちやねん)、とにかく困りつつも嬉しい悲鳴なのです。


昨日「スクール・オブ・ロック」という映画がやっておりまして、これは勿論、もう二度ほど観ている映画なのですが、ついつい、また観てしまいました。こういう好きな映画が、今、目の前で放送しているのがわかってて観ないというのは、なんだか「さあさあ、どうぞお召し上がり下さい」とラーメンを出されているのに食べないで帰っちゃうような・・・そこはかとない罪悪感を感じてしまうのですよ


この映画、2003年の映画ですし、評判もとっても良かったと思うので、きっとご覧になられた方も多いかと思います。

バンドを失ってしまった、今ひとつうだつのあがらないロック・ミュージシャンが、家賃を払うために学校の臨時教員になりすまし、やがて子どもたちの音楽の才能に気付き、彼らと一緒にバンドを作って(この時の言いくるめ方というか、褒めてその気にさせる話術が最高!)、やがて大きなコンテストに出て、という映画です。内容は、どこか先日観た「天使にラブ・ソングを2」にも似てますが、やはりロックが(主に70年代のロック・スタンダード)お題になっているので、ロック好きにはもう抱腹絶倒間違いなし。主演のジャック・ブラックのキャラクターがとにかく秀逸で、本当に元気の出る映画です。「最近、ちょっと落ち込んでるんだよねー」とか、「なんだか元気出ないんだー」なんて方にはうってつけ。是非ともどうぞです。

僕も観終わってから、やけに目が冴えちゃってね。もう昨夜は朝方まで眠れなくて大変でした(笑)。


この映画に出てくる子どもたちが、とっても素直で。設定が小学校高学年くらいみたいなのですが、現実の、今の小学生はどうなんでしょうね。こんなに皆が素直だったら、先生も面白いでしょうねぇ

ニュースなんかで見る限りですが、最近、学校の先生、ずいぶん悩んでる(・・・ってか、病んでる)っぽいですものね。勿論、そんな先生はごく少数だとは思いますけども


今日は、明日のがっこーの授業の為の資料を作っておりました。

今日はもう立冬。暦の上では、今日から冬。次は、もう、春です。春になれば、二年生は、もう卒業して、次の道に進んでいくわけです。

「あーあ、短いなー。くそー、あと二年あったらなぁ。」

なんてことを言っていた学生もいました。彼は、とっても努力していて、伸びた学生でした。

本当に二年なんて、あっという間。ヘタすると、すぐに五年、十年、経ってしまいますよね。


学生と授業の後に、教室に残って「まじかよ」「そんでそんで?」などと、普通にお喋りなんかしていると、なんだか僕も、・・・若返ったとは言いませんが(笑)、自分のトシを忘れてしまう時があります。

で、学生が「じゃ、せんせーさよならー」ってぞろぞろと教室を出て行った後、一人になって、ふと「ああ、僕はもう、大人になっちゃってるんだなぁ」なんて、ちょっとだけ寂しく思ったりもします


あ、でもね。


じゃあ20歳、彼らのトシから、今までの人生、もう一度やり直すかい?って言われたら・・・


いえ、僕はこれまでの人生で満足ですから、結構ですよ、って断ると思います。


沢山の出会いと、人と、運に助けられてきて、恵まれてきての、今だと思います。やり直したら、どんなことになるんだろう。また、あんな偶然が、起こるなんて、ちょっとにわかには信じられないようにも思えるんですよね。


で、別にセンチになってるわけじゃないんですけど、残りの授業日数とか数えてたら、なんだか「うおー、時間ねー」って思っちゃって(笑)。


映画の、Mr.Sみたいな先生、憧れますなぁ。


と思っていたら、映画をご覧になった方の感想として「この、ロック最高!だとか言ってるばかりの、実生活が全然ダメな主人公に、私は感情移入ができませんでした」という人もいて。


・・・あはは、人それぞれですよね


僕は、何度も泣いちゃったくらい、感動した派ですケンども(笑)。




写真は、函館にて。散歩していたら、

「あ、写真撮ってる人がいるぞ!ねえねえ、俺らのこと撮って!撮って!」と騒ぐのでカメラを向けると、オレンジのシャツの子は、「俺、天才!俺、天才!」って(笑)。


子どもって、おもろい。そして、可愛い(笑)。


ではー。


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