ご飯を食べながらテレビを見てはいけません。
なんて、小言を言われた覚えも確かにありますが、もう、テレビをつけずにご飯を食べることの方が珍しいという生活になってしまっております。
すみません。
ただ・・・これはもしかしたら僕がトシをとってしまったせいなのかもしれませんが、正直、民放に見るものが(見たいものが)まるで見当たらない時がどんどん多くなり(特にここ数年)、いきおい、ケーブルなりBS放送にチャンネルを合わせることが多くなってしまいました。
で、先ほど、やはりたまたまBSなぞを探っておりましたら、なんと、尾崎豊さんの特集番組が放送されておりました。
尾崎さんは、ちょっと恐れ多くて、・・・どうも簡単には語れないのです。ほかの多くの同世代の皆さん同様、僕にとっても、あまりにも大きな存在でした。
「17歳の地図」「回帰線」「壊れた扉から」。
この三枚のアルバムは、今でも歌詞カードなど見なくても、全部そらで歌えます。尾崎豊さんを聴いていたあの時代は、そして、熱くなっていたあの頃は、屁理屈抜きに、やっぱり若き青春の日だったのだと思います。
先ほど、テレビから流れる在りし日の尾崎豊さんのとんでもないライブ映像を観ていたら、ふかした里芋が食べられなくなるくらい、涙が出てしまいました。ああ、これならお塩いらないね、って感じ(だれがボケろと)。
うーん、やっぱり、ちょっと、簡単には書けないなー。あまりに、思い出が多すぎて。当時の友人や仲間の顔が、どんどん思い浮かびます。恥ずかしいような、青臭い風景だったですけど、とっても大切で。
当時の尾崎さんのプロデューサーの須藤晃さんも出演されておりました。ご存知の方も多いかと思いますが安全地帯の「ひとりぼっちのエール」の作詞をされた方でもあり、その後、玉置さんのアルバムのプロデュースもされてた方です。今年のツアー中、玉置さんも「あの曲は、尾崎くんへのオマージュの意味もあったんだよ」と語ってくれたことがありました。
BSでは、その後、日本のロック史を振り返る番組になりまして、「紫」「コンディション・グリーン」「めんたんぴん」「サンハウス」の映像が流れ・・・
参りました。もう、本当に、凄すぎて。本当に〝切り開いてきた人たち”は凄い。畏敬の念を持って、拝見しました。ってか、無条件にかっこいいし!
この番組を見れて心から本当に良かったなーって、「いやあ、テレビってありがたいじゃない」って、久しぶりに思えた夜でした。
こういうの、民放でもどんどんやればいいのになあ。そういう音楽番組、あってもいいと思うですよ。温故知新、大切だと思います。
写真はディープ・パープルの「LIVE IN JAPAN」の3枚組コンプリート・バージョン。ツアー中に安全地帯のベースの六土さんにお借りしたCDです。かっちょよかったなー。パープル、最高!・・・ハモンド、最高。
あ、でも、民放は・・・なんて書きましたが、ここへ来て「笑点」が面白くなってきているように感じるのですが、・・・これもトシのせい(笑)?
ではー。