今日は、来週の陸前高田市でのライブの為のリハーサルがありました。
トミちゃんと、話題の新人ベーシストのゴロ君(トミちゃんサイトでお披露目されてます)、
そして、トミちゃんのNYでの友達で、ジャズシンガーで、陸前高田出身のヨウコさんと、
娘で9歳のキアナちゃん、弟で8歳のブルッコくん、そして僕の、
あわせて6人でスタジオで音合わせ。
といってもブルッコくんは歌わないので、お付き合い。ゲームして遊んでたなー(笑)。
リハーサルのあと、日本でのライブ仕事に出かけたヨウコさん。
遊びたいさかりのキアナとブルッコを預かったトミちゃん。
キアナもブルッコも、「トイザラスに行きたい!日本のおもちゃが見たい!欲しい!」と大騒ぎ(笑)。
でも、クルマのないトミちゃんは、困り顔。
僕とゴロ君は、比較的家が近いので、今日はゴロ君の車で一緒にスタジオに行っていたので、
「あー、なら、トイザラスに行きがてら、ゴロ君に送ってもらって、皆で僕の家に遊びにおいでよ。で、みなでご飯でも食べよう。」
と助け舟を出したのです。トミちゃんも、夕方から夜中まで、一人でベビーシッターでは大変だものね(笑)。
僕も、子どもと遊びたいし、英語の勉強にもなるしね(二人はヨウコさんと、黒人のお父さんとのハーフなのです。超可愛いですよー)。
で、ひとしきり遊んでもらって(大騒ぎでしたが(笑)、楽しかった)、KFCを食べて、
僕とキアナとブロルッコでジェンカをやったりして、先ほど、来週の再会の約束のハグをして送り出しました。
キアナとブロッコにとって、初めての日本。
そして、初めての・・・お母さんの生まれ故郷であり、そして、・・・被災地でもある陸前高田。
来週、トミちゃん、ゴロくん、ヨウコさん、そしてキアナ、ブルッコと、行ってきます。
彼らと、現地を見てきます。
「NYで、テレビで今回の地震の映像は見た?」
とききました。
「見たよ」と二人。
「・・・どう感じたかな?」
と聞くと、しばらく黙ったあと、
「・・・Sad・・・」
と。
「そうだよね・・・。他には、何か感じたかな?」
と聞くと、またしばらく考えて。
「・・・Just ・・・sad」
と、元気な彼女が、少しうつむいて、寂しそうな声で答えたのが、印象的でした。
陸前高田では、初日は今泉保育所と気仙中学校、そして二日目には一関商工会議所でもライブをすることになりまして
(ヨウコさんはもちろん、キアナも歌います。僕のピアノとキアナの歌だけの曲もあるんですよ)、
その後、ヨウコさんの出身の高田第一中学校で、トミちゃんからの支援物資の贈呈式に出る予定です。
高田第一中学でもライブをしたかったのですが、色々と現地の事情というのがありましてね(避難所にもなっているので、音を出せる、出せない、などの問題もあるのです)。
また、詳細はトミちゃんサイトでも色々とアップされると思います。是非、ご覧になってみて下さいね。
勿論、僕も、こちらでもお伝えできればと思っています。
ライブ以外の時間では、現地での清掃や運搬などのボランティア活動にも、できる限り参加してこようと思っております。
僕たちの行く場所を、グーグルマップでご覧になっていただけるとわかるのですが、
例えば、今泉保育所などは、もう、・・・壊滅的どころか、周囲も含め、津波で跡形もなくなっている場所にあります。
なので、僕たちが行くのは、臨時の保育所になるのですが、こうして改めて現状を確認してみますと、
本当に身の引き締まる思いがします。
・・・僕は、なんだかんだ言っても、衣食住の事足りた場所で、大好きな楽器に触れたり、仲間と音楽ができたり、好きなご飯を食べたり、お酒を飲んだりもしています。
そして、来週行く場所は、同じ日本で、同じ本州にあって、ここから数時間(・・・実際の移動には、8~9時間はかかると見ています。高速道路の状態も、降りてからもの道路状況も、平時とは違いますから・・・)の場所とはいえ、クルマで地続きで行けるにあって、
でも、そういう当たり前の生活を奪われてしまった、
あの日の、あのわずか数分の揺れで、生活が、人生が一変してしまった場所なのですよね。
そして、岩手は、僕の田舎でもあります。
陸前高田では、あの日、大船渡市で被災した従兄弟が、警察官として働いています(会えるといいのですが、彼も忙しい身ですからね)。
さて、もうすぐです。
今回の件は、ボランティアとしての許可がおり、高速道路代は無料にしてもらえることになりました。
これは、その申請書です。昨日、僕が書いて、岩手県知事にファックスいたしました。
(ヨウコさんと、キアナ、ブルッコは、明日から故郷である現地に行くそうですので、12日にクルマで向かうのは僕とトミちゃんとゴロくんです)
しっかり、安全に、行ってきたいと思います。
ではー。