ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今回のツアーで、メニューが一緒だったのは、博多と熊本だけでした。

 

・・・僕がメニューとかいうと、ご飯のか、と思う方が、どのくらい、いらっしゃるのだろう……。

 

メニューと言っても、ご飯のメニューではございませんのですよ

 

いわゆるセットメニュー(だから、餃子定食とかそういうのではなくて(笑))、演奏曲目、および曲順のことであります

 

後は、全公演、メニューがなにかしら違っておりました(曲目や曲順であったり、アレンジ、演奏形体であったり)。

これは、なかなかの緊張感

しかも曲目、曲順が決定するのは、当日の本番直前リハーサルの終了間際、なんてこともよくありましたし、

たとえば決定はしても、「じゃあ、これでいこう!よろしく!」と言う感じで、その前後の流れ(曲の繋がり)などを演奏で確認することなくそのまま本番、なんてこともありました。

勿論、楽屋では「じゃあ〇〇〇が終わったら、僕が入りますので、そこで、カウントですね」とか、「先にギターで入って、合図があったら、曲のイントロね」など、口頭では確認をしたりはしておりましたが、

本当に毎回、素敵な(?)緊張感でした

 

勿論、曲順表があるのですが、曲目、曲順などは時間刻みで変わるので、「〇月〇日(日)、12:00Ver」のあとに、「〇月〇日(日)、14:00Ver」、「〇月〇日(日)、16:30Ver」などと、

どんどん新しい曲順表が生み出されるわけで、そうなりますと、こちらも全部は覚えきれませんので(笑)、あと、横に貼ってあると、よそ見するような感じになりますので、演奏中は「次はえっと」などとは見ていられない・・・ということもあり(笑)、

僕は、手元のシンセのパッチ(曲ごとに使用する音)の順番を、いつもギリギリまで、その日の曲順に、毎回並べ替える作業をしておりました。

 

あ、でも、ギリギリというのは

・・・「ご飯を食べる時間のギリギリ前まで」ということです。

 

でもね、ご飯食べるのも、仕事のうちですのでね(笑)。

 

 

僕の楽器のセットなどをしてくれるローディ君も、僕がこの作業の度に、「ねえ、アレとアレ貸してー」と、

いつも曲順を書き込むための、蓄光テープ(いわゆる、夜光テープみたいのです。暗闇でも光るので、ステージではかかせません)、

ハサミ、油性マジック、それと応急的な場合(やらなくなった曲目を隠す為や、とりあえずの暫定の決定の時用)に蓄光テープの代わりに使う白いガムテープなどなど、

様々な文房具を、オーダーするので、

今回のツアーの三本目あたりから、

「川村さん、これ、ここに置いておきますので―」

と、毎回、僕の楽器の後ろにあるスペースにある小さな棚に、これらの「川村文房具セット」を置いておいてくれるようになりました(笑)。

 

 棚の下には、急にやることになるかもしれない曲などの譜面や(どうしても、全部頭に入っているわけではありませんので・・・)、

古い(といっても、数時間前の)曲順表などが散乱しております

 

もちろん、本番前にはきれいに片づけ、

 

・・・ると思うでしょう。

 

実はね、

 

万が一の不測の事態に備えて、

 

黒い布をかぶせて、ブツ(譜面等一式)はそこに置いてあったのですよ。

 

備えあればなんとやら。

安心、安全のツアーの為には、

 

実は、これら川村ブン坊具セットが欠かせないアイテムだったのです。

 

・・・なんだったら、ステージで切り紙とかもできます

まあ、譜面切ったら後で困りますけどね(笑)。

 

ではー。



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